11.17山形大会で行なわれたKOPW2023争奪戦。
この試合は戦前のファン投票でルールが金丸義信レフェリーマッチに決定したことで
俄然注目を集め、Xのトレンドにも金丸レフェリーなどが挙がっていた。
そんな多くのファンが期待した今回のKOPWであったが、
結果は紆余曲折の末、最後は金丸義信の代役として登場した
レッドシューズ海野のカウントでタイチが勝利し王座を奪還した。
これによりSHOは防衛をすることなくタイトルを失い、
HOTとの抗争も終わるかと思われたが、
タイチは次の挑戦者に金丸義信を指名したことで両軍の抗争は
まだまだ続きそうな展開となっている。
そもそもの今回の両軍の抗争のきっかけは前回のKOPW争奪戦で
金丸義信がJ5Gを裏切ったことで火ぶたが切られたわけだが、
鈴木軍時代からタイチと金丸の絆は深かっただけに
その衝撃はファンの間、そしてタイチ自身の中でもかなり大きなものであった。
それはタイチが一時シリーズを欠場するほどのものであったが、
その遺恨の決着戦が次のKOPW争奪戦ということになるだろう。
KOPWは年間単位のタイトルであるため年内で一旦リセットとなるので、
次の防衛戦はおそらく年内最後の後楽園ホール大会ということになるだろう。
そこでこれまでの因縁の決着がつくことになるが、
現在のファンの期待感としては裏切った側の金丸義信のほうが高いように感じる。
それはここ最近のJ5Gに対する支持の低下と比例しているように思うが、
タイチはこの逆風と言える流れを止めることが出来るだろうか。
現在はSANADAがIWGP世界ヘビー級王者ということもあり、
ユニットとしての地位を保っているが、WK18でもしSANADAが
王座から陥落することになれば、ユニットとしてもピンチが訪れることになる。
はたしてタイチは、そしてJ5Gはタイトル保持とともに、
ファンの支持を再び得ることができるのか?
引き続き注目しておきたいと思う。