8.7後楽園大会から始まった6チーム参加によるジュニアタッグリーグ。/このタッグリーグはいろいろな見どころがあるかと思うが、
個人的に大いに楽しみにしているのは外道&D・東郷組の戦いぶりだ。
ともに30年以上のキャリアを誇るレジェンドタッグが、
いったい現在の新日ジュニアの戦いの中で何を見せてくれるのか?
私だけでなく多くのファンも楽しみにしているかと思う。
またそれはファンだけではなく、
今共に戦っている新日本のレスラーたちも同様だろう。
先日解説に来ていたタイチもプロレスファンであった当時を思い出したと語っていた。
きっと同じ思いで見ているレスラーも多いのではないだろうか。
当記事執筆時点(8/9午前)ではリーグ戦連敗という結果であるが、
彼らの凄さは勝敗だけでは語れないだろう。
特に先日行われたデスペラード・金丸組との戦いは、試合には敗れたが
その妙技が試合のあちこちで見られ、終始試合の主導権を握っていた。
その証拠に金丸義信が試合後のコメントでこんな言葉を残している。
↓
「オイ、これがタッグの戦い方だろう。相手のチーム見たか? 今日、出てる奴らよ、相手の攻め方よく見とけ。
(引用:新日本プロレス公式)
金丸無双と呼ばれ、タッグのスペシャリストである金丸義信までもが
称賛する二人の戦いぶり。
プロレスの教科書があるならば、間違いなく採用されるべきだろう。
では外道・東郷組のいったいどこがスゴイのだろうか?
それはやはりひとことで言うと経験に裏打ちされた、
試合運びの上手さということになるだろうか。
試合を見ていればわかるのでだが、彼らが繰り出す技は極端に少ない。
そして自身の必殺技以外はほぼ反則かパンチ、キックなどの単純な技だ。
しかしこれだけで試合のペースを握り、試合を作っていく。
これはもはや名人芸、伝統芸能の域である。
つまりプロレスファンならば試合結果問わず、
彼らの今後の戦いから目を離してはいけないということである。
そんなタッグの妙技を見せているチームがいる一方、
深い沼に落ちているタッグチームがいる。
そうそれはSHO&YOHの3Kである。
リーグ戦の結果は外道・東郷組と同様2連敗であるが、
その中身は全く違うと言っていいだろう。
簡単に言うと全く良いところなく敗れているという印象である。
特に多方面で語られているがYOHの状態が極めて深刻である。
当ブログでも取り上げているがはたしてこの展開は今後どのような結末を迎えるのか、
大きな注目点と言えるだろう。
(YOHの記事はこちら) ↓
この2チームを見ているとプロレスとは、実に奥深いものであるとわかる。
勝った、負けただけではない何か。
それこそがプロレスにおいて重要な事であり、面白さということだろうか。
今回のジュニアタッグリーグを見て、改めてそのようなことを感じた次第だ。