連日熱戦が繰り広げられているBOSJ29。
5.25後楽園ホール大会時点で両ブロックとも5試合のリーグ戦が終了した。
序盤戦は本命と呼ばれる選手たちが全勝で走っていたが、
ここにきてその選手たちも敗れ、状況は一気に混戦模様へと変化している。
今後このBOSJの展開はどうなっていくのか。
今回の記事ではそのあたりについて考えていきたいと思う。
まずAブロックであるが、このブロックの本命と目されていたのは、
現王者の石森太二と新日ジュニアのアイコンである高橋ヒロムだが、
彼らはともに天敵と言える金丸義信に敗れ全勝の選手はいなくなった。
特にヒロムは金丸に続きYOHにも敗れ連敗を喫してしまった。
史上初の3連覇、そして4度目の優勝を狙うにはこれ以上の負けは許されないだろう。
はたしてリーグ戦最終戦となる石森との戦いまでヒロムは勝ち続けることができるだろうか。
またここまで盤石の強さで連勝街道を走っていた石森も
ノア時代からの天敵である金丸に今回も敗れてしまった。
しかも絶対王者と言われるあの石森がわずか2分強で敗れるとは
誰も考えてはいなかっただろう。
しかしこの後楽園ホール大会で、金丸義信が
ヒロム、石森に連勝したことに驚いたファンも少ないのではないだろうか。
それはある意味別の境地にいるこの男の実力を誰もが良く知っているからだ。
今回のBOSJでどの権利を獲得できるかはわからないが、
個人的にはこの男のタイトル挑戦を見てみたいと思う。
そう思っているのは私だけではなく、多くのファンの総意ではないだろうか。
ではここからはBブロックについて書いていこう。
このBブロックの戦前の本命は前IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラード、
そしてエル・ファンタズモであったかと思うが、
前半戦はその予想通り両者とも3連勝でクリアした。
しかしこの後楽園大会で両者ともに土がつき、
こちらのブロックも一気に混戦の様相を呈してきた。
そしてこのBブロック、最大の注目はやはりここまで3勝2敗と
成績の上でも善戦し、また先日デスペラードに勝利したエル・リンダマンだろう。
このG‐REX王者は成績だけではなく、試合内容、そしてマイクやコメントなどでも
新日本プロレスにしっかりと爪痕を残している。
今後このBブロックがどう展開していくかはわからないが、
もしこのエル・リンダマンが勝ち抜きをはたせば、
近年のBOSJでは最大の衝撃ということになるだろう。
しかしエル・リンダマンであればもしかすると、
その偉業を達成するのではないかと期待させる活躍を見せている。
そしてその展開を期待しているのは私だけではないだろう。
今後後半戦へと進んでいくBOSJ29。
この世界最高峰と言われる戦いを制するのは誰になるのか?
引き続き注目していきたいと思う。