約2ヶ月後に行われる1,4東京ドーム レッスルキングダム18(以下WK18)。
この年間最大興行では、それにふさわしく豪華なカードがラインナップされるが、
その一つとして、今回取り上げるこのIWGP US王座を賭けた3ウェイマッチがある。
このタイトルマッチに出場するメンバーは現王者のUEのウィル・オスプレイ。
そしてAEWから世界的スーパースターで、新日本プロレスにも数多く参戦している
ジョン・モクスリー。
そして最後の一人は今年電撃的にBULLET CLUBのリーダーに就任した
デビッド・フィンレーである。
この出場レスラーの名前を見ても分かる通り、大荒れ必至のこの3ウェイマッチだが、
それ以上に混沌としているのはこのタイトルマッチに賭けられるUS王座自体である。
なぜならすでに新日本プロレスより公式に新しい王座の設立が発表されているからだ。
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そもそも今回のこの混乱劇のきっかけはオスプレイが勝手にUK王座として
ベルトを作成したことにあるが、なぜか新日本プロレスはタイトルマッチに
(UK)と表記するなどそれを認めている節があった。
そして先日行われたタイトルマッチでは挑戦者の海野翔太の希望もあり、
久々にUSのベルトも持参し2本のベルトが揃ったわけだが、
試合後その2本のベルトはフィンレーのよって破壊されてしまった。
そしてその後新日本プロレス菅林会長から、今回の混乱を収めるということで、
以下の発表があった。
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IWGP USベルトに関してましては、新しい王座を設立いたします。IWGP USなのかUKなのかでファンの皆さまを混乱させてしまっていたことも事実ですので、新しい王座を作り、そちらの詳細はまた改めて発表させて頂きます
会長の発言をそのまま考えれば、混乱させたから新しいベルトを作る、
ということだが、この発表に違和感を覚えた方も多いことかと思う。
結論としてはUS王座はその役割を終え、新しい国際的なタイトルを作るという
構想があったということかと思うが、今後のポイントはそれがどのようなタイトルに
なるのか、というところだろう。
まずタイトル名に関しては、インターコンチネンタルの復活やユニバーサルなどの
名前がSNS上であがっているが、やはりコンセプトとして日本国外がメインの
タイトルであるのではないかと考えると、それにふさわしいネーミングとなるだろう。
またこのタイトルはIWGP世界ヘビー級に次ぐ価値、
つまりNo.2のタイトルになると思われるので、それ相応の選手たちの中で争われる
事になりそうだ。
そのスタートとして考えれば、今回の3人はそれにふさわしいと言えるが、
はたして誰が勝利し、おそらく東京ドームまでに発表となるこの新タイトルを
手に入れることができるだろうか。
オスプレイの新日本プロレス離脱の噂も含め波乱含みのこの一戦。
一筋縄で終わらないことは間違いないだろう。