今回が上の記事にある、記録から見た新日本プロレスという
G1の開催会場について書いた記事を元に進めていきたいと思う。
G1といえば近年ではかなり固定化した会場で行っているイメージがあるが、
はたしてそれが事実なのか、さらに今のような形態になったのはいつ頃からなのか?
それらについても書かれているのでぜひご覧いただければと思う。
当記事によるとG1CLIMAXの第1ページは両国国技館ではなく、
愛知県体育館であると記されている。
そしてその後第3回から第8回は7,5.5.5.3.3連戦を両国のみで行ったわけだが、
G1といえば両国国技館というイメージはおそらくこの時の印象が色濃く残っているからだろう。
特に両国7連戦や5連戦という形は今ではなかなか考えにくいだけに、
そのインパクトは絶大である。
今後同じような興行形態で行われれば、再び業界に衝撃を与えるだろう。
そしてその後大阪をはじめとした都市部への進出が始まり、
記録によると2002年の第12回大会から全国を巡業する今の形になったようだ。
また今では定番となっている後楽園ホールでの開催も2008年の第18回大会からであり、
その歴史はそこまで古くなかったのは意外であった。
さらにこれも今は定番となっている札幌大会も2014年の第24回大会と
より近年から開始されたとのことだ。
つまりG1というものはそもそも一極集中で行うことがそもそもの歴史であり、
今の全国巡業のスタイルは最近確立されたということが言えるだろう。
ではそんな歴史を持つG1CLIMAXだが、もっとも多く開催された会場はどこだろうか?
以下にそれらの部分を抽出し記載しておくのでご覧いただければと思う。
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最多開催はもちろん両国国技館で、ダントツの76大会。2位が大阪府立体育会館で36大会。それを1大会差で後楽園ホールが追っている。
4位は愛知県体育館の22大会。横浜文化体育館(15大会)、日本武道館(12大会)、札幌きたえーる(11大会)と続き、ここまでが2ケタ開催を記録。以下、広島サンプラザが8大会で、7大会ではアクトシティ浜松、大田区総合体育館、高松市総合体育館が並び、福岡国際センターの6大会、神戸ワールド記念ホール、浜松アリーナ、山形市総合スポーツセンター、アオーレ長岡が4大会となっている。
またいまだG1が開催されていない都道府県は以下となっている。
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栃木、茨城、群馬、富山、福井、山梨、三重、奈良、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、佐賀、長崎、熊本、宮崎、沖縄の18県。
俗に言う地方都市では開催されていないとも言えるが、
はたして今後これらの都市で開催されることはあるのだろうか。
新日本プロレスの年間最大のシリーズとして、今後も続いていくであろうG1CLIMAX。
来年はどのような形式、またどの会場で行われることになるのか、
今からその時を楽しみにしておきたいと思う。