9.24DESTRUCTIONシリーズのビッグマッチとなる神戸ワールド記念ホールで
IWGP US王者のウィル・オスプレイに挑戦する辻陽太。
これで辻にとっては6月のIWGP世界ヘビー級王座に続き、
2度めのタイトルマッチということになる。
そして今回辻が挑戦するUS王座であるが王者のオスプレイによって
そのベルトがアメリカの星条旗ではなく、母国イギリスのユニオンジャックに
変更されている。
もちろんこれは新日本プロレスが認めていることではなく、
オスプレイが勝手に行っていることだが、これにより現在は実質US王座ではなく、
UK王座という状態である。
そのような状態にあるUS王座だが、今回挑戦する辻陽太はそんな現状と
戴冠後の展望を東スポインタビューでこのように語っている。
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まずオスプレイが勝手にベルトを変更したことに対し辻はこのように答えている。
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団体に対するリスペクトのなさは感じますよね
しかしその一方で団体に対しこのように問題提起している。
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US王座の存在意義に関しては実際に疑問に思う点がある
この記事内にもある通り以前はIC王座と理念が重なるのではという指摘があった
US王座だが、そのIC王座は現在のIWGP世界ヘビー級王座と統一され、
一時期はその理念の重なりは解消されたのだが、
今年アメリカでSTRONG王座が新設されたことで、
再びその意義が問われることになった。
このあたりが辻の言う存在意義に疑問があるという部分だが、
たしかにそのとおりであるかと思う。
辻が指摘した通り、同じアメリカを中心とする王座が2つあるということは、
今後の新日本プロレスの大きな課題となりそうだ。
そしてそんな辻は自身が王座を戴冠後のプランとしてこのような
展望を持っているようだ。
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もし俺が勝ってあのUKベルトを手にするのであれば、俺はそれをEUに変えます。STRONG無差別級王座を廃止して、USに置き換えればいいんじゃないですか?
どう考えてもそっちのほうが規模が大きくなる。(WWEの)NXT・UKもNXTヨーロッパになるわけじゃないですか。確かに英国は素晴らしい選手を輩出してはいますけど、プロレス市場はまだ小さい。それなら欧州全体にプロレスを展開するほうが、新日本に新たにチャンスが生まれるんじゃないかなと
辻が言うプランとはアメリカとヨーロッパで2つのベルトを棲み分けるということかと思うが、
さらにヨーロッパ側はイギリスだけではなく、ヨーロッパ全体に市場を広げれば
良いという考えだ。
いかにも辻陽太らしい発言だが、これらを達成するにはオスプレイから
まずベルトを奪わなければいけない。
その実績には今のところ大きな差があるが、同世代同士の今回の対決に
辻陽太は勝利すれば自らの野望を達成する事が可能となるだろう。
はたしてこのGENE BLASTと呼ばれる男は今回初のタイトルを手に入れる事ができるだろうか。