先日の静岡大会でちょうど半分が終了したG1CLIMAX32。
今年はいまのところ欠場者もなく進行しているので、
このまま最後まで無事に進行してほしいと思う。
今年はご存じの通り、史上最多の28名が参加し、
そして4ブロック制にて行われている。
開催前から各ブロック混戦が予想されたいたが、
中盤戦に差し掛かり、その予想通りの状況となっている。
そこで今回の記事ではここまでのまとめと、
そして今後の展開予想などについて書いていきたいと思う。
はたして各ブロックの勝者はいったい誰になるだろうか。
Aブロック
このAブロックに関してはここまでを見る限り、
戦前の予想通りオカダの勝ち抜けが見込まれる状況である。
ここまで3戦全勝とかなり有利に進めており、
最大のライバルとされるコブにもすでに直接対決で勝利している。
つまりオカダはこれから連敗しなければほぼ勝ち抜けは確定的と言えそうだ。
もし最終戦のランス・アーチャーとの対決にもつれるとすれば、
オカダがそれまでに1敗し、かつコブがこのまま勝ち続けるという場合、
そしてまたランス自身が絡むとすれば、コブが3敗以上となり、
かつオカダが1敗で武道館を迎えるという場合であるかと思う。
こう考えるとかなり現実的に可能性が低いと言えるだけに、
やはりこのAブロックはレインメーカーが代表となるのではないだろうか。
Bブロック
Bブロックのここまでの戦績を見てみると、
現時点で石井智宏の脱落が決定したということだ。
名勝負製造機としての名をほしいままにしている石井だが、
このG1では残念ながら結果が出なかった。
しかしこの男がこのまま終わることはないはずなので、
今後の巻き返しに期待しておきたいと思う。
ではこのBブロックの勝ち抜けに現時点で
もっとも有利な立場にいるのは、やはり3戦全勝のジェイ・ホワイトだろう。
こちらもオカダ同様、最終戦のタマ・トンガとの
戦いにもつれる可能性はあるが、圧倒的に優位な状況は変わらないところだ。
そもそも現IWGP世界ヘビー級王者であるこの男が敗れる姿が
なかなか想像できないだけに、ここから連敗の可能性はかなり低いだろう。
そう考えるとBブロックの勝ち抜けは
ジェイ・ホワイトということになるのではないだろうか。
Cブロック
このCブロックはA、Bブロックとは異なり、全勝の選手がいない。
また各選手の試合数もEVIL以外は3試合と揃っており、
まさに大混戦と言える状況である。
ここまでの状況を整理してみると以下のような状況だ。
2勝1敗 棚橋・後藤・ザック
1勝2敗 内藤・ヘナーレ・KENTA
1勝1敗 EVIL
次の対戦を見てみると本日の松山大会で、
棚橋vsEVIL、そして内藤vsヘナーレの対戦が行われる。
内藤哲也とヘナーレはともに2敗だけに、
この試合で敗れた方はブロック突破の可能性が事実上なくなることになるだろう。
もう一方の棚橋とEVILに関しては1敗同士の戦いだけに
ここで終戦することはないが、実力者同士の戦いだけに
予想は難しいところだが、個人的にはEVILが勝利するのではないかとみている。
となるとやはりCブロックの行方を決めるのは
8.16武道館で組まれているEVILvs後藤、内藤vsザック次第ということだろうか。
そうなるとこの4選手が可能性を残していると考えられるが、
ここはやはり期待を込めて内藤哲也の勝ち抜けを予想しておきたい。
Dブロック
このDブロック、戦前の予想としては多くのファンが、
オスプレイと鷹木信悟の一騎打ちになると考えていたかと思うが、
ここまでを終えて首位に立っているのは、
伏兵と呼ばれるデビッド・フィンレーである。
現在フィンレーは4戦を終了した段階で、3勝1敗の6点を獲得しており、
さらにオスプレイと鷹木信悟の二人に勝利している。
直接対決の結果が重要視されるG1ではこの展開はかなり有利となるだろう。
また今週の8.6大阪大会で鷹木信悟とオスプレイの戦いがあるが、
それに鷹木信悟が勝利すれば、オスプレイも2敗となる。
そうなればフィンレーは3敗しなければ良い、
つまり残り連敗しなければ良いとなるわけである。
そう考えると、信悟・オスプレイの結果次第であるが、
Dブロックはフィンレーが勝ち残るのかもしれない。
さてG1CLIMAX32は本日の松山大会より後半戦がスタートするが、
今後各ブロックの勝ち抜けを争う戦いは、
より一層白熱することは間違いないだろう。
はたしてこの激戦のリーグ戦を勝ち抜け、
武道館の決勝トーナメントに辿り着くのはどの選手になるのか?
引き続き追いかけていきたいと思う。