1か月に渡るG1CLIMAX32のリーグ戦も、
ついに本日最終日を迎え各ブロックの勝ち抜けが決定する。
今年のG1CLIMAX32は史上最多の28名が4ブロックに分かれ
激闘を繰り広げてきたが、そのリーグ戦も本日終わりを迎えることになる。
そこで今回の記事では改めて各ブロックの状況を整理し
誰に可能性があるのかなどを書いていきたいと思う。
それが本日の観戦の参考となれば幸いだ。
Aブロック
このAブロックに関しては大型の選手たちが集まり、
モンスターブロックとして話題を集めたが、
最終的には本日行われるオカダvsアーチャーの勝者が勝ち抜けとなる。
（オカダは引き分けでも可）
戦前から大本命とされていたオカダはジョナには敗れたものの、
その他の選手からは順当に勝利し現在ブロックの単独首位に立っている。
一方の今回はAEWからの参戦となったアーチャーだが、
在籍当時と変わらぬ破壊力を見せつけ、
このオカダとの最終戦までブロック突破の可能性を残している。
はたしてこのモンスターブロックを制するのは、
レインメーカーか、それともマーダーホークモンスターか、
どちらにせよ最後までド迫力の戦いを見せてくれることだろう。
Bブロック
このBブロックもAブロック同様、本日の最終戦で戦う二人に
ブロック突破の可能性は絞られている。
それは現IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトと
そのジェイにバレットクラブを追放されたタマ・トンガである。
ついにその二人のシングルマッチがこのG1CLIMAX32の
最終リーグ戦で組まれたわけだが、
ここまでジェイは参加選手中唯一の全勝、そしてタマも1敗と
勝利したほうが勝ち抜けという状況での対戦となる。
この勝負のポイントはジェイが真っ向勝負で戦うのか？
というところかと思うが、Ｇ1のリーグ戦とはいえ、
ここまでの因縁を考えればバレットクラブ勢の介入も大いにあり得るだろう。
はたしてジェイが無敗でリーグ戦を突破し、新たな称号を手にするのか、
もしくはタマが因縁の清算をはたしブロックを制するのか。
おそらくこの試合はその展開からも目を離してはいけない戦いとなりそうだ。
Cブロック
リーグ戦途中は大混戦となったこのCブロックだが、
武道館大会を残し可能性があるのはザック、後藤、内藤の3人となった。
その中で最も有利な立場にあるのはここまで1敗のザックだ。
ザックは内藤戦を引き分け以上とすれば文句なしに通過となるが、
他の二人は勝ち抜けにはそれぞれ条件がつくことになる。
まず後藤洋央紀だが、勝ち抜けには最終戦のEVIL戦に勝利し、
かつ内藤哲也がザックに勝利しなければならない。
しかもその場合は3者が3すくみの状態となり優劣がつかないので、
三つ巴による決定戦が組まれることになるだろう。
つまり後藤洋央紀は勝利しても勝ち抜けるには、
何らかの形でもう一度戦う必要があるということだ。
そして最後の内藤哲也だが、彼もまた自身の勝利が必須であるが、
その上で後藤洋央紀が敗れ3敗にならなければいけない。
つまり後藤洋央紀が勝った瞬間に内藤哲也は終戦となるわけなので、
この日ばかりは元パレハのEVILを応援することになるだろう。
はたしてこの激戦のCブロックを勝ち抜けるのは、
サブミッションマスターか、それとも荒武者か
または逆転劇を狙うカリスマか。
このCブロックの運命が決まる最終戦2試合から、
当日は目を離してはいけないだろう。
Dブロック
このDブロックは星取表を見てもお分かりの通り、
大混戦すぎる状況となっている。
他のブロックは最終前の段階で二人、もしくは三人に
突破の可能性が絞られているわけだが、
このDブロックだけはいまだ全員に可能性が残っている。
もっというと今大会でジュースとELPが勝利すれば、
何と全員が6点で並ぶことになり全く優劣がつかない状況となる。
その場合は7人がどうやって戦うのかも含め未知数だが、
少しその戦いを見てみたい自分もいる。
はたしてＧ1史上初の前代未聞の展開が起きる可能性はあるのだろうか。
しかしそんな中唯一の自力突破の可能性を残しているのは鷹木信悟である。
彼はこの日試合のあるオスプレイの結果に関わらず、
自身が勝利すれば念願のブロック突破が決まる。
はたして昨年の新日本プロレスを牽引したこの男が
この大激戦のブロックを制し、再び新日本プロレスの中心に躍り出るのか。
最終的に強欲なこの男が全てをかっさらっても不思議ではないだろう。
そんな各ブロックの運命が決まる8.16武道館大会は
今晩18時スタートだ。
