8.8横浜武道館で行われたCブロック公式戦の最終戦は、
ここまでにないバッドエンドというべき結果となった。
そうそれは、Cブロックの決勝トーナメント進出者が
デビッド・フィンレーとEVILというBULLET CLUB勢に決定したことが要因である。
今大会ではセミファイナルでまずデビッド・フィンレーが、
エディ・キングストンと対戦し勝利を収め1位での通過を決めた。
この試合、フィンレーはいつものように荒々しい攻撃を加えてはいたが、
外道や仲間の介入などはなく、その実力でブロック1位の座を勝ち取ったと
言えるだろう。
そんなフィンレーの勝利を受け始まったメインイベントであるが、
この試合は両軍の選手が入り乱れた乱戦となり、
最終的にはEVILが急所攻撃からのEVILで勝利し、初の決勝トーナメント進出を決めた。
もちろんこの結果に会場のファンからはブーイングを浴びていたが、
別の見方をすれば、それはEVILが絶対ヒールとして認められた証とも言えるだろう。
個人的にもこの進出は嬉しいところだが、はたして二人は決勝トーナメントでも
この勢いを維持できるだろうか。
下のトーナメント表にもある通り、フィンレーは次戦でオスプレイと
そしてEVILはSANADAと対戦する。
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ともに対戦相手は現王者ということもあり、強敵には間違いないが、
持っている実力を考えれば、さらに勝ち進むことも大いに考えられるところだ。
特にEVILはこのSANADA戦に勝利すれば、2冠王座時代から久しく離れていた
タイトル戦線に返り咲くことになるだけに、何が何でも勝利したいところだろう。
この対決は元LIJ対決にして、元タッグパートナー対決という側面もあるが、
今の二人にはそんな感情は薄いのかもしれない。
ある意味エモーショナルなこの一戦はいったいどちらに軍配が上がるのだろうか。
また一方のフィンレーもこのG1で一定の結果を残せば、
BULLET CLUBのリーダーとして、本当に認められることになるはずだ。
就任当初は前リーダーのジェイ・ホワイトの功績が大きかっただけに
正直ファンに認められていない部分もあったが、
それはこのG1を含めたここまでのフィンレーの活躍で、
そのファンの評価は覆ってきていると言っていいだろう。
はたしてフィンレーはさらに勝ち進むことで、
これまでのBULLET CLUBの歴代のリーダーを超えることができるだろうか。
そのあたりも見どころの一つとなりそうだ。
そんな激戦必至の準々決勝は本日18時半よりスタートだ。