7.14、Ḡ1クライマックス開幕の前日に開催された出場選手による前日会見が行われた。
この会見はABEMAで生中継されたので多くのファンの方がご覧になったのではないだろうか。
現在は新日本プロレスワールドでも配信されているので、
まだ見ていないという方はぜひご覧いただければと思う。
この前日会見では各選手が思いを語っていたが、
それぞれの選手の特徴が出ていたように思う。
そこでここからはこの会見で各選手が開幕を前に何を語ったのか、
それらはまとめてみたいと思う。
まずこの会見では初出場となるゲイブ・キッドが、
強制退場させられるハプニングがあったが、それもBULLET CLUB入りした
ゲイブにとってはそれも戦いのうちのひとつだろう。
またゲイブが参加するAブロックで言えば、
やはり辻陽太の発言が気になった方が多いのではないだろうか。
辻陽太と言えばその怪物性だけではなく、発言の内容も頷かせることが多いが、
今回もその頭の回転の良さを感じさせる内容であった。
いきなりの予選突破も大いに期待できるだけに、
彼の活躍を待ち望んでいるファンも多いことだろう。
(辻陽太コメント)
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今日は、2つほど謝りたいことがあります。まず第一つは、Aブロックの選手の皆さんに対して、品のないあだ名、言葉を投げたこと。パラダイムシフトを巻き起こすために彼が何をかじろうと、世代交代をするために彼が何をしようと、俺には関係のないことで、俺が口出すことじゃなかった。そして今この現状。あそこでわめいているゲイブリエル・キッド、いやゲイブ・キッドはチャンピオンベルトを持っている。この現状をしっかり、受け入れなきゃいいけない。そう思ってます。そして2つ目は、令和闘魂三銃士、そう命名されて、会社批判を繰り返してしまったと……。あの時はちょうど、きよぴにかまってほしくて、NOAHの会場に行ったんだけども、彼に全く相手をしてもらえず、その矛先を会社に向けてしまいました(苦笑)。真摯に対応していただいた木谷オーナー、そして大張社長、ありがとうございました。そのNOAHに行ったときは、キヨピーに全く相手にしてもらえなかったんですけど、改めて考えると、きよぴは悪くない。ただこの日本の夏の湿気で、マッチ棒がシケシケになっていただけなんです。でもそのおかげで、あれだけ話題になったと。ただ明日、札幌のリングで、残念なことにマッチ棒の替えはない。この俺が、シケシケのマッチ棒に火をつけられるよう、頑張りたいと思います
(引用:新日本プロレス)
そしてBブロックではやはりこの男が主役だっただろうか。
そうそれはKENTAである。
(KENTAコメント)
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通訳「(※KENTAの英語を訳して)札幌の皆さん、こんにちは。『G1 CLIMAX 33』は俺の『G1』になる」
KENTA「(※日本語で通訳に対し)あ、ちょっと一人称、“俺”じゃなくて“オラ”で」
通訳「(※KENTAの英語をあらためて訳し)『G1 CLIMAX 33』はオラの『G1』になる。オラのブロック見てみて。ブスばっかり。見て」KENTA「(※オカダの前に立って指さし)Ugly(アグリー=ブス)。デカいUgly。(※オスプレイを指さし)Ugly。(※タイチを指さし)Ugly。(※オーカーンを指さし)キモい。(※ファンタズモを指さし)Ugly。(※タンガを指さし)Ugly。(※YOSHI-HASHIを指さし)めっちゃブス!!(※と言い残してマイクの前へ戻る)」
通訳「これでわかるとおり、“イケメン度”ではオラがもう優勝してるよね」
KENTA「だから明日」
通訳「だから明日」
KENTA「俺が」
通訳「俺が」
KENTA「『G1』マジでブッ潰して俺がもう優勝するから」
通訳「『G1』マジで俺がブッ潰すから」
KENTA「明日楽しみにしとけよ、お前ら」
通訳「明日楽しみにしとけよ、お前ら」(引用:新日本プロレス公式)
まさにKENTA一流のウィットに富んだコメントであるが、
はたしてKENTAはリーグ戦をコメントの通りかき回すことができるだろうか。
そして次にCブロックからはEVILを取り上げてみたいと思う。
(EVILコメント)
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オイ、Cブロック見てみろよ。こいつら何の味もしねーだろ。こんなカスみたいなヤツらによ、オレが負けるわけねーだろ。作戦なんてよ、必要もねーよ。もしよ、こんなオレがアマチュア連中に負けて、予選突破できなかったら頭丸めて坊主にしてやるよ。それくらいよ、実力の差は雲泥なんだよそれからよ、フィンレーにひとこと言っといてやるよ。おまえが下手なことしなかったらよ、同じBULLET CLUBとしてよ、オレも正面から戦ってやるよ。わかったか? よく覚えとけ
(引用:新日本プロレス公式)
その圧倒的自信から、なんと自ら予選突破しなければ頭を丸めると宣言したEVIL。
その本当の実力を考えれば予選突破することは十分に可能性があることだが、
おそらく今年も今のスタイルで戦うことは間違いないはずだ。
その上でEVILが予選を突破すれば、それは面白い展開となるはずだが、
はたして本番はどのような展開となるのだろうか。
そしてDブロックからは内藤哲也ではなく、棚橋弘至を取り上げてみたいと思う。
(棚橋弘至コメント)
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“100年に1人の逸材”棚橋弘至です。今年の『G1』のテーマは変化です。ここ数年の棚橋は、自分がよかったときのイメージに引っ張られすぎてた部分があります。つまり! いままでの棚橋では『G1』優勝は遠いということ。だから、いままでの棚橋は捨てます。今年は変化します。でも、これは変化しません。ちょっくら優勝してきます(※と言って逸材ポーズ)。ありがとうございました
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントで個人的に注目したところは、
自分が良かった時のイメージに引っ張られすぎていた。
つまりこれは自身のファイトスタイルのことかと思うが、
それは数年前から言われていた部分である。
自身のコンディションに合わせたファイトスタイルの変化。
もしそれが本当にできれば棚橋弘至の浮上も大いに有り得るだろう。
Ḡ1でのエースの復活に期待したいと思う。
さてついに始まったḠ1クライマックス33。
当記事アップ時点ではすでに初日が終わっているが、
開幕戦はどのような結果となっただろか。
そちらに関しては後日に記事にしていきたいと思うので、
アップされた際はぜひご覧いただければ幸いだ。