8.13両国国技館で行われた大会を終え、無事に全興行が終了したG1CLIMAX33。
結果としては皆様もご存知の通り、内藤哲也が6年ぶり3度めの優勝をはたし、
デ・ハポンの大合唱という最高の形で終了した。
それらの結果を受け木谷オーナーのG1CLIMAX総括が東スポに掲載されていたので、
今回の記事ではそちらについて進めていきたいと思う。
まず木谷オーナーは最終戦の両国国技館大会自体は良い大会だったと評価しているが、
8283人と満員には届かなかった観客動員については反省をしている。
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これを受けて木谷高明オーナー(63)は「いい大会だったと思います」と振り返る。一方で主催者発表8283人だった観客動員については「空席も目立ったのは事実で、そこは我々の責任です。来年は必ず埋めるように頑張ります」と反省した。
今回の優勝決定戦は内藤哲也とオカダ・カズチカという新日本プロレスの頂上決戦で
あったが、それを持ってしてもG1最終戦が満員には届かなかったということは
新日本プロレスとしても考える部分が必要なのかもしれない。
今回に関してはチケットの動向を見る限り最後まで升席が埋まっていなかっただけに、
もし引き続き国技館で行うのならば、その部分の改善が必要ということだろうか。
そして次に木谷オーナーは今回のG1で採用された20分1本勝負とブロック1,2位通過に
関してはこのように語っている。
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賛否を呼んだ新ルールについて木谷氏は「『1位、2位通過』と『20分1本勝負』は僕が提案したことなんですが、僕的には良かったかなと思います」。特に試合時間については「準々決勝以降の時間無制限1本勝負の価値が上がったなと思います。これから会議で話すことですけど、僕としては来年もこのままいきたい」と力説した。
この2つの施策は木谷オーナー自身が提案したとのことだが、
個人的には違和感はなく受け入れられた。
特に20分という試合時間にはファンのみならず、
選手からも疑問の声が挙がっていたが、そこはやはりプロなので
最終的には対応し試合を行っていたので、慣れという部分が大きいのかもしれない。
もちろんこれは個人的な感想なので異なる意見もあるかと思うが、
来年以降も予選リーグでは採用されるのではないだろうか。
そして最後に今回の32名という参加人数に関してはこのような考えを示している。
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(G1の)価値観自体が…。優勝を目指す人は優勝を目指すけど、それ以外の人は何も言わなくなっちゃっているじゃないですか」と指摘。今回のようにエントリー数が増えると出場選手のレベルにばらつきが生じる可能性もあるが「変な話、目標が決勝トーナメント進出とかベスト4とか、極端なことを言えば勝ち越しっていう選手がいてもいいと思うんですよ。そういうこと言えない雰囲気をつくっちゃっている気がする。それは第1回目のG1を神格化しすぎなのではと。そこはちょっと議論します
このオーナーの発言を紐解くと、限られた選手のみが参加するべきであるという
G1のこれまでの価値観だけではなく、多様な価値観があってもいいのではということだろう。
その考えで行けば多くの選手が参加することも頷ける部分があるが、
こちらに関しては今後議論していくということなので、
この人数という部分に関しては変化があることは間違いないだろう。
はたして新日本プロレスとしては今回のG1から何を得て、
今後それらをどのように活かし改善を行っていくのか?
引き続き注目しておきたいと思う。