7.27大田区総合体育館にて行われたG1クライマックス33公式戦。
今大会ではA、Bブロックの第5戦となる戦いが行われたが、
その中でも特筆すべきはメインで行われた、
ウィル・オスプレイとオカダ・カズチカの戦いであろう。
この組み合わせは昨年のG1の優勝決定戦のカードでもあり、
現在の新日本の強さという部分では間違いなく双璧の二人である。
よって20分という制限時間では勝敗がつかないと思われていたが、
17分21秒でオスプレイがついに介入無しでオカダを倒すことに成功した。
オスプレイは今回のオカダに加え、
先月のForbidden doorでケニー・オメガも下しており、
まさに名実とも世界のトップレスラーといっていいだろう。
おそらくBブロックはこの二人がこのまま順当にブロックを突破しそうだが、
はたしてタイチを筆頭とした他のメンバーはそれを阻止することができるのか?
残り2戦の動向に注目が集まるところである。
(Bブロックの星取表はコチラ)
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そして一方の戦前はもっとも注目されていたAブロックであるが、
蓋を開けるとこの日も含め、現IWGP世界ヘビー級王者のSANADAが
5連勝とトップを独走している。
IWGP世界ヘビー級王者として、初めてのG1に臨んでいるSANADAだが、
その試合ぶりは良い意味でこれまでと違い、まさに盤石の強さを見せている。
元々これくらいの実力はあったということだろうが、
SANADAの場合、LIJ脱退という環境の変化がそのポテンシャルを
開花させる出来事となったということだろう。
残り2戦のメンバーがゲイブ・キッド、チェーズ・オーエンズであることを
考えると全勝での突破も大いに考えられるが、
はたしてBULLET CLUBの二人はこの王者を止めることはできるだろうか。
そうなると注目は2位争いということになるわけだが、
こちらは大混戦の様相を呈している。
(Aブロックの星取表はコチラ)
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現時点では6点で清宮海斗と海野翔太が一歩リードしているが、
まだまだ予断を許さない状況であることは間違いないが、
ここで今後のカードを整理して、今後の展開を占ってみよう。
(各選手残り試合)
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清宮海斗(6点)=ヒクレオ、成田
海野翔太(6点)=辻、ヒクレオ
ゲイブ・キッド(5点)=SANADA、辻
ヒクレオ(4点)=清宮、海野
チェーズ・オーエンズ(4点)成田、SANADA
辻陽太(3点)海野、ゲイブ
成田蓮(2点)チェーズ・清宮
この状況を見る限り誰かが8点となる可能性が極めて高いので、
現時点で3点以下の辻と成田は実質脱落と言っていいだろうか。
となると鍵は清宮と海野との直接対決が残っているヒクレオとなりそうだが、
彼が連勝すると2位でブロック突破をということになる可能性が高い。
そう考えると数字上では多くの選手に可能性が残っているが、
実質は清宮、海野、ヒクレオの3名での2位争いと言えそうだ。
はたしてだれがこの混戦を抜け出し出世争いの先頭を走ることができるだろうか。
そんな激戦が続くG1クライマックスの次戦は7・30の愛知大会だが、
今大会もブロック通過をかけた激戦が繰り広げられることは間違いないだろう。
(G1特設サイト)
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