新日本プロレス、いや日本プロレス界のジュニアの象徴ともいえる高橋ヒロム。
そんな彼はこの夏誰よりも精力的に他団体への出場を中心に、
精力的な活動を続けている。
現在新日本プロレスではヘビー級のリーグ戦であるḠ1クライマックスが行われているため、
ジュニア勢は基本的に新日本プロレス本編への出場はないが、
ヒロムはそれを良い意味の自由な時間と考え活発な行動を行っているように思う。
まずヒロムは今月初旬に行われたドラゴンゲートの年間最大興行である
神戸ワールド記念ホール大会に出場し、因縁の相手となるYAMATOと
スペシャルシングルマッチを行った。
そしてそれから間をおかず8,4に行われるGLEATの両国国技館大会の出場が発表された。
そして先日ヒロムはフリーダムズの会場を訪れ、
SNS上でラブコールを受けていたドラゴン・リブレとの対戦を受諾した。
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そしてそれからまた間を空けず、今度はみちのくプロレスの会場に登場し、
3月のジュニアオールスター戦でタッグを組み、
そこでシングルマッチを要求したフジタJrハヤトとの10月の対戦を約束した。
つまりヒロムは7月のドラゴンゲートYAMATO戦から始まり、
8月のGLEAT両国国技館大会、そしてフリーダムズの横浜武道館大会、
そして10月のみちのくプロレス矢巾大会と
各団体のビッグマッチに登場することになるということだ。
それだけ高橋ヒロムというレスラーの存在価値が高いということだが、
本人もおそらく自身の影響力の大きさをわかっており、
それを自団体だけではなく、他団体にも利用してほしいということだろうか。
ヘビー級と比べジュニアはライガーの時代から他団体との壁は薄く
共闘してきた時代が長くあった。
近年はそれがなくなりつつあり、閉鎖的な時代が続いていたように思うが、
今年のジュニアオールスター大会をきっかけに
さまざまな方面で門戸が開きつつあるように思う。
つまり日本プロレス界のジュニアの禁断の扉はもはやなくなりつつあるということだが、
それもこの男の行動の結果という部分が大きいと思う。
もちろんヒロムのライバルであるエル・デスペラードも違った形で
禁断の扉をどんどん壊しているところだ。
それはつまり新日本プロレスジュニアの両雄ともいえる二人が動けば、
プロレス界のジュニア全体を巻き込む力が生まれるということにほかならない。
はたして今後高橋ヒロムは、そしてエル・デスペラードは我々に
どんなサプライズを見せてくれるのか。
引き続き注目し追いかけていきたいと思う。