7.25、聖地後楽園ホールで行われたG1クライマックス33。
今回も第1試合から白熱した戦いが行われたが、
その中でここまで白星がなかった令和闘魂三銃士の3人にも明暗が分かれた。
まずこの日の第2試合に登場しゲイブ・キッドと対戦した海野翔太だが、
入場時に攻撃を受けるなど大苦戦の展開となったが、
なんとか最後は勝利を収めG1クライマックス初勝利を挙げた。
これで海野翔太は4試合を終わって勝ち点4となったが、苦しい立場であることは変わりはない。
もし海野がリーグ戦を突破するならば、ここから残り3戦を全勝することが
最低条件と言えるだろう。
そもそもこの令和闘魂三銃士の中では最前線を走っていた存在だけに、
今後の巻き返しには注目しておく必要があるだろう。
またこの日第4試合に登場した辻陽太は曲者と言われるチェーズ・オーエンズと
対戦したが、これも海野翔太同様大苦戦の末、G1初勝利を挙げた。
令和闘魂三銃士の中では最後に凱旋帰国した辻陽太だが、
凱旋帰国時のインパクトは最大級であっただけに、
これでやっと辻も落ち着いたのではないだろうか。
辻陽太はリーグ戦4戦を終えて、まだ勝ち点3とかなり苦しい状況だが、
残り試合を全勝しなんとか望みを繋げたいところだろう。
はたして辻陽太は残り試合で我々ファンにどんな姿を見せ、
いったいどれほどのインパクトを残せるのか。
辻陽太は強烈なインパクトという部分も求められているだけに、
勝敗の結果とともに注目されるところである。
そしてここまではこの日初勝利を挙げた海野、辻について書いてきたが、
最後に明暗の暗の部分となった成田蓮について書いていきたいと思う。
この日3連敗であったヒクレオと対戦した成田蓮。
圧倒的な体格差をものともせず善戦したが、最終的には必殺のゴッドセンド
(チョークスラム)で叩きつけられ3カウントを聞いてしまった。
これにより成田蓮は4戦を終えいまだ未勝利のままであり、
勝点も2にとどまっている。
この事実を考えるとほぼリーグ戦突破の可能性はなくなったと言えるだろう。
この令和闘魂三銃士の括りでいうと成田蓮は2番めに帰国したが、
凱旋試合は他の二人と比べると注目度が低い
ビッグマッチの第1試合の6人タッグであった。
そこから鈴木みのる、エル・デスペラードとストロングスタイルという
ユニットを結成し、一度はネバ−6人タッグのタイトルも戴冠したが、
今現在は無冠であり、言葉を選ばずにいうと3人の中では
一番流れに乗り切れていないと言えるだろう。
その序列を覆すためにもこのG1での活躍が必須であったが、
ここまでは大苦戦の状況である。
彼がよく言われることは柴田勝頼のコピーではないか?という部分だが、
それを今後突き詰めていくのか、もしくは脱却を目指すのかにより
新日本プロレスでの立ち位置も大きく変化するだろう。
はたして今後成田蓮はどこを目指し進んでいくのだろうか。
そんな令和闘魂三銃士の明暗が分かれたG1クライマックスだが、
激戦の戦いはまだまだ続き、本日も同じ後楽園ホールで行われる。
チケットも全席完売ということで、本日も大盛況となることは間違いないだろう。
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