先週末より開始されたG1CLIMAX32のシリーズ第4戦となる本日の大田区大会。
今大会のメインを飾るのは王者ジェイ・ホワイトvs石井智宏の一戦である。
両者にとってはこの試合がリーグ戦2試合目となるが、
初戦はジェイ・ホワイトはSANADAに勝利、
石井智宏はタイチに敗戦と明暗が分かれている。
初戦に敗れた石井智宏とすれば、ブロック突破を考えると、
このジェイ・ホワイト戦はもう負けられないということだ。
一方、初戦の難敵SANADAから勝利を挙げ、
順調なスタートを切った現IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト。
5月に日本マットに登場してからまさに破竹の勢いで、
再び新日本プロレスを制圧しつつあるこの若き王者にとって、
今回対戦する石井智宏は天敵中の天敵といっていいだろう。
過去の対戦を見ても、G1での決定戦進出を阻まれたり、
またあの失踪騒動のきっかけとなる敗戦を喫したり、
最近ではアメリカでNEVERのタイトルも奪われたりした。
つまりジェイからすれば顔も見たくない相手と言えそうだが、
逆に今回石井から勝利すれば宣言している無敗でのG1制覇に
大きく近づくことになるはずだ。
はたしてジェイが現在の勢いをもって石井智宏を飲み込むのか、
もしくは石井智宏がそれを止めるのか、
大注目の一戦となることは間違いないだろう。
そして今大会のセミファイナルにはオカダカズチカvs矢野通の
CHAOS同門対決が組まれている。
実力的に見ればオカダの優位は動かないが、相手はあの矢野通である。
また以前のヒールバージョンでの登場も示唆しているだけに、
もし本当にその姿での対決となれば面白い戦いとなりそうだ。
はたして矢野通は現在の敏腕プロデューサーの姿で登場するのか、
もしくは金狼と呼ばれたあの姿で登場するのか、
入場シーンから注目しておく必要があるだろう。
また今大会はその他の公式戦として、ザックvsヘナーレ、
そして鷹木信悟vsYOSHI‐HASHIの対戦が組まれている。
G1初出場となるヘナーレは初戦で棚橋弘至を破るというアップセットを起こしたが、
その勢いでザックまでも葬り去るのか。
ここで一気に2連勝すれば一躍Cブロックの台風の目となりそうだ。
そして初戦にジュース・ロビンソンから敗北を喫した鷹木信悟とすれば
このYOSHI‐HASHI戦は負けられない一戦となる。
同じブロックにあのオスプレイがいるだけに、
もし鷹木信悟が2連敗となれば、事実上ブロック突破は厳しくなるだろう。
はたして元IWGP世界ヘビー級王者として、
鷹木信悟は1敗のまま宿敵との対戦をむかえることが出来るだろうか。
そんな多くの注目カードが組まれている大田区大会は本日18時半スタートだ。