本日開催される7.24大田区大会2日目。
今大会のメインを飾るのは内藤哲也vs棚橋弘至という
新日本プロレスが誇る黄金カードである。
しかし今回の両者の戦いは別の意味で注目される一戦となりそうだ。
まだ両者はこの試合がリーグ戦2試合目となるが、
初戦に黒星を喫したことで、すでにブロック突破に黄信号が灯っている。
つまり今回の対決で敗れた方がこの序盤で実質的に
ブロック突破の目が消えてしまい、脱落の可能性が極めて高いということだ。
それは新日本プロレスのエースと制御不能なカリスマ、
どちらかの今年のG1が終わってしまうかもしれないということを意味する。
これは4ブロック制となりリーグ戦が6試合しかないということの副産物だが、
あまりに予想外の展開といっていいだろう。
そう考えると今年のG1は順当な勝ち上がりというわけではなく、
思わぬ伏兵と言われる選手が残ることもあり得るのではないだろうか。
また今大会のセミファイナルにはAブロックの
コブvsファレという戦いがマッチメイクされている。
昨年のG1で最終戦まで全勝と大旋風を巻き起こしたコブだが、
今年は初戦でオカダに敗れいきなり土がついてしまった。
先述したように今年は1敗の重みがかなり高いことを考えると、
コブもここで負けるわけにはいかないだろう。
ファレとのモンスター対決はシンプルに楽しみな戦いであるが、
はたしてこの一戦を制するのはどちらのビッグマンだろうか。
そしてセミ前にはBブロックのSANADAvsタイチという対戦が組まれている。
この二人と言えば【全日本プロレス】というキーワードが欠かせないが、
今回の対戦もあの頃の全日本プロレスを彷彿させる戦いが見られることだろう。
タイチの師匠は川田利明、そしてSANADAの師匠は武藤敬司と言われているが、
これは見方によれば四天王vs三銃士の代理戦争と言えるかもしれない。
全日本プロレスを源流に持つ二人が、
今の新日本プロレスでいったいどのようなファイトを見せてくれるだろうか。
また勝負論で言えば初戦にジェイ・ホワイトに敗れたSANADAは
ぜひとも連敗は避けたいところである。
Bブロックは実力が拮抗したメンバーがそろっており、
星の潰し合いが予想されるが2敗がギリギリのボーダーラインだろう。
2回目の決勝進出、そして初優勝を目指すSANADAとしては
このタイチ戦は序盤の大一番となりそうだ。
そんな注目試合が目白押しの大田区大会2日目は、
本日15時スタートだ。