7.20宮城・ゼビオアリーナで行われた、内藤哲也vs後藤洋央紀のBブロック公式戦。
結果はすでに皆さんもご存じの通り後藤洋央紀が内藤哲也をGTRで下し、
公式戦初戦に勝利した。
この結果により内藤哲也は棚橋弘至と同様初戦黒星スタートとなった。
リーグ戦が6試合しかないだけにこの敗戦ですでに後がない状況になったと言えそうだ。
そんないきなりの敗戦を喫した内藤哲也であるが、
バックステージでは前向きなコメントを発している。
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去年の『G1 CLIMAX』ゼビオアリーナ仙台大会、メインイベントに出るはずだったんだけどね。初戦で怪我をし、そしてこの仙台大会も欠場。その時のリベンジをし、そして後藤戦というと2011年かな? 同じ仙台の仙台サンプラザホールでやった試合が凄く印象に残ってて、その時のリベンジも含め、今日は完全に俺のためのメインイベント、後藤戦だなって思ってたんだけど、上手くいかないな。
普段、負けた時のことを俺は常に考えながら試合に挑んでるけど、でも今日の後藤戦に関しては負けることを一切考えなかった。むしろ負ける姿なんて想像出来なかったんでね。今日の後藤の勝利は俺が油断してたからではなく、単純に後藤が強かったんじゃない?
さあ、この『G1 CLIMAX』、リーグ戦は6試合しかないんでね。1敗がかなり大きな負けになってしまうけど、まあでも俺は諦めてないんでね。この『G1 CLIMAX』に優勝し、そして2023年1月4日東京ドーム大会のメインイベント。ここからの巻き返しを皆様、楽しみにお待ちください。俺の夏はまだ終わらないぜ、カブロン!
素直に後藤洋央紀を称えつつ、自身はまだ諦めていないと語る内藤哲也。
この気持ちがある限りは今後の巻き返しに期待できそうだ。
さて今回のリーグ戦初戦の内藤哲也の敗戦だが、
過去の優勝者のケースを考えると同じように初戦で敗れるケースが多かっただけに
あながち悪い展開とも言えないかもしれない。
しかし残りのリーグ戦で負けられないことは変わらないだけに、
次戦の7.24大田区での棚橋弘至戦は最重要の一戦となりそうだ。
戦前はブロックの本命と言われている二人であったが、
ともに初戦黒星であっただけに、この対戦で敗れた方は
相当ブロック突破が厳しくなるだろう。
それはつまりこの序盤で実質どちらかのG1が終戦となるということだ。
はたして早々に夏が終わってしまうのは、
エースかカリスマか、大注目の一戦となることは間違いないはずだ。
しかし改めてCブロックのメンバーを見てみると、
今回の後藤洋央紀の勝利を見てもわかる通り、
誰が誰に勝ってもおかしくはないメンバー構成だ。
それは別の見方をすればどの戦いも生き残りをかけた
激しい戦いになるということだろう。
はたして番狂わせというべき展開で始まった
このCブロックを勝ち抜くのはいったい誰になるだろうか?