7.24に行われたシリーズ第5戦となる大田区大会2日目。
そして今大会のメインを飾ったのは内藤哲也vs棚橋弘至という
新日本プロレスが誇る極上のカードである。
ともに初戦黒星発進となり、ブロック突破には負けられない一戦となったが、
結果はご存じの通り棚橋弘至が丸め込みで勝利した。
つまりこれで内藤哲也は2連敗となり、極めて苦しい立場に追い込まれた。
6試合しかないリーグ戦の中での2連敗。
もはや自力での突破はかなり難しくなったといっていいだろう。
そんな内藤哲也であるが、その大田区のコメントを見ると、
まだこのG1を諦めておらず、その目は前を見据えているようだ。
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リーグ戦、2連敗。残りのリーグ戦は4試合。だいぶ追い詰められてきたな
今、俺に出来ることは残り試合を全て勝つこと。1%でも可能性が残っているのであれば、俺はこの『G1 CLIMAX』優勝、そして2023年1月4日東京ドーム大会のメインイベント目指しますよ。
俺の夏はまだまだ終わらないぜ、カブロン!
1%でも可能性が残っているなら優勝を目指すと語る内藤哲也だが、
はたしてそれは現実的に可能なのだろうか。
以下は7.24時点での星取表だが、これをもとにどのような条件であれば
内藤哲也がブロック突破出来るのかを考えていきたいと思う。
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まず大前提として全員が2敗以上にならなければ、
内藤哲也のブロック突破はあり得ない。
そして2敗で並んでも直接対決で敗れていては勝ち上がれないため、
すでに敗れている後藤洋央紀、棚橋弘至は3敗以上にならなければいけない。
さらに内藤哲也自身は4連勝しなければいけないということだ。
今後の内藤哲也のスケジュールを見ると、EVIL、ヘナーレ、KENTA、ザックという順番だ。
まずすでに1敗しているヘナーレとKENTAの関しては
内藤哲也が勝てば直接対決で上回ることができる。
つまり現時点ではこの二人に関しては自力で上回ることが可能と言えそうだ。
そうなるとカギを握りそうなのは、まだ1戦もしていないEVILということになるだろう。
仮に内藤哲也がEVIL戦で勝利しても、EVILにはまだ5戦が残されており、
それらを全勝すればこの闇の王がブロック突破となる。
つまり内藤哲也が突破するにはこのEVILも他の選手に敗れる必要があるということだ。
実力者がひしめくブロックだけにそれは現実的だろうが、
誰がEVILに勝利するのかも大きなポイントとなるだろう。
そして最後となる最大の条件は現在2連勝でトップを走るザックが
最終戦までに1敗しておく必要があるということだ。
内藤哲也vsザック・セイバーJrの公式戦はリーグ戦のラストに組まれているが、
ここまでにザックが全勝で来てしまうと、この戦いは消化試合ということになってしまう。
ここまでの通例を考えるとそのような展開は考えにくいが、
誰がザックを止めるのかにも注目しておく必要があるだろう。
本日の記事では2連敗を喫した内藤哲也がブロック突破するための条件を
考えてみたが、やはりかなり難しい条件であることは間違いなさそうだ。
自力だけではなく、他力本願の部分も多いだけに
本当に最終的な結果はどうなるかわからないと言えそうだ。
はたして内藤哲也は現時点での最下位と言える状況から、
史上最大の逆転劇でG1優勝を果たすことが出来るのか?
引き続き注目しておきたいと思う。