連日熱戦が繰り広げられているG1CLIMAX32は、
8.6大阪大会初日が行われた。
この日もこれまでの大会と同様に熱戦が繰り広げられたが、
今回はその中からセミとメインを取り上げ記事にしていきたいと思う。
単純にこの2試合を見れば今の新日本プロレスの
レベルの高さが伝わるはずなので、まだの方はぜひ見てほしいと思う。
まずセミファイナルのジェイ・ホワイトvsグレート・オーカーンの
戦いから振り返ってみたいと思うが、
改めて思い返すと、その実績やキャラクターに隠されているが
彼ら二人はまだ若くキャリアもそれほど長くない二人である。
それらを思うとやはりこの二人のポテンシャルの高さは
特筆すべきであることがよくわかるだろう。
さてこの試合に勝利したのはジェイ・ホワイトであったが、
彼の試合でよく言われるのは、”終わってみればジェイの戦いであった”
というワードだ。
この日もまさにそのような戦いであったわけだが、
今ジェイが敗れる姿はなかなか想像できないほど、
その強さ、奥深さは進化の一途を辿っているかと感じる。
このままBブロックを無敗で通過し、
かつ優勝までたどり着いたとしても誰も驚くことはないだろう。
それほど今のジェイ・ホワイトは盤石であるということだ。
そのジェイ・ホワイトに善戦したオーカーンだが、
この試合もそのポテンシャルを存分に発揮したと言えるだろう。
戦前よりジェイが負けるならオーカーンではないか?という声が多かったが、
そのような声が挙がるのもオーカーンの実力がファンに認知されているからこそだ。
まだキャリアから考えれば若手とも言えるオーカーンだが、
彼は対戦相手の属性でそのファイトスタイルを変化させることが出来る選手である。
そう考えると今後ジェイ・ホワイトとの戦いが、
新日本プロレスの新たな名勝負となってもおかしくはないだろう。
そんな至極の戦いであったセミの後を受けたメインの
鷹木信悟vsウィル・オスプレイであったが、
こちらも期待にたがわぬ好勝負が繰り広げられた。
3年前のBOSJの決勝戦から始まったこの名勝負数え歌は
戦いを重ねるたびに進化していると言えるだろう。
今回の戦いでもヘビー級とは思えぬスピードと動きを見せていた二人だが、
結果としてはこの日はもう負けられない鷹木信悟に軍配が上がった。
試合後は二人で何かを語り合っていたような光景もあったが、
まさに戦った者同士でしかわからない通ずるものがあるのだろう。
今回鷹木信悟が勝利したことを考えると、
今後オスプレイが持つUS王座への展開に続いていくのかもしれない。
はたして次に二人が対峙するときはいったいどちらに凱歌が上がるだろうか。
今大会で12大会を終えたG1CLIMAX32。
始まったばかりと思っていたG1もこれから後半戦に突入する。
はたして3年ぶりの開催となったこの真夏のG1を制するのは誰になるのか?
最後まで当ブログも追いかけていきたいと思う。