先日ついに開幕したWTL&BOSJの両大会。
またこの開幕戦は両大会ともに実施されたので、
全10試合とコロナ禍以前を彷彿させる試合数で行われた。
以降はWTL、BOSJ別々でリーグ戦最終戦を除き、
実施されることとなるので各大会6試合で行われるが、
今回の10試合開催で何事もなければ、
以降のビッグマッチなどでは中断前までの水準、
つまり8試合以上のカードが組まれる可能性も出てくるだろう。
そうなればもしかするとWK15の試合数も1大会6試合以上の
カードが組まれるということも考えられるかもしれない。
もちろん安全を優先することが第一義だが、
やはり私も含めファンというものは多くの試合を見たいという
想いがあることは間違いないかと思う。
また今大会は10試合ではあったが、
3時間程度で興行がまとまっていたので、
時間的な部分でも問題はないかと感じた。
新日本プロレスにはぜひ今大会の成功を活かし、
今後につなげてほしいと思う。
では話は少しそれてしまったが、ここからはこの開幕戦で起こった
出来事などを中心に進めていきたいと思う。
目次
オーカーンのパートナーXはジェフ・コブ
やはりこの日最大の衝撃と言えば、
ジェフ・コブのTHE EMPIRE入りではないだろうか。
その衝撃はそれだけにとどまらず、
リング上でも発揮され、わずか148秒で
棚橋・ヘナーレ組を一蹴し、その力を見せつけた。
またオーカーンは次の狙いとして、タイトルではタッグタイトルを、
そして個人では棚橋弘至を狙っているようだが、
このコブの加入はこれ以上ない援軍といっていいだろう。
そしてコブとオーカーンがタッグを組んだことで、
一躍このWTLの優勝候補へ名乗りを上げたことは間違いない。
彼らの今後の動きから目が離してはいけないだろう。
ではコブはなぜ今回、THE EMPIRE入りを決断したのだろうか。
それは言葉は悪いが便利屋という扱いでは
満足できなかったということかもしれない。
これまでコブはどこのユニットにも属していなかったので、
便宜上本隊所属の扱いであったと思う。
ご存じのとおり確固たる実力の持ち主であるコブだが、
その実力がこれまでは最大限発揮されていたか
といえば疑問符が付くところだろう。
しかし今回の行動で、新ユニットに所属することとなり、
またヒール色も出すことが可能となれば、
コブの実力が最大限発揮できる環境になるであろう。
今回のWTL制覇からのタッグ戦線参入はもちろんのこと、
シングル戦線にも参入してくることとなるはずだ。
この屈指の実力者がリミッターを外した時、
一体どのようなことになるのか、大いに楽しみである。
高橋ヒロム 現王者石森太ニから勝利
そして次はこの大会のメインを締めた、
ジュニアの頂上決戦と言える、
この試合について書いていきたいと思う。
少し話はそれるが、この開幕戦はWTL、BOSJの
公式戦が同時に実施されたわけだが、
その大会でこのジュニアのカードがメインを務めた。
これはつまり現在の会社の判断は、BOSJの方が
期待値が高いという証拠であろう。
それは高橋ヒロムへのモノなのか、
この試合に対してのモノかは判別しないが、
ジュニアの選手にとっては大きな励みとなるだろう。
特にヒロムは試合順が決まっている8大会中、
6大会のメインを務めることとなっている。
つまり今回のBOSJはヒロムにかかる重圧が、
他のどの選手よりも強いということである。
是非ヒロムにはこの大きな重圧を乗り越え、
各大会で素晴らしい試合を見せてほしいと思う。
では話を試合に戻したいと思うが、
私の個人的な予想に反し、ヒロムがこの試合に勝利した。
今回は1ブロックのリーグ戦なので、
2位までに入れば決勝へ進めることを考えると、
この勝利は非常に大きいものと言えるだろう。
この試合のヒロムの勝利を見て私は、
もしかすると昨年の鷹木信悟のように
全勝、もしくはそれに近い成績でヒロムが
決勝へ進むのではないかと感じた。
まだ気は早いが誰もが納得する成績でこのBOSJを制し、
ヒロムがWK15でのタイトルマッチへ進む確率は
限りなく高くなったのではないだろうか。
GOD 久々の日本マット登場
WTL、そして新日本のタッグと言えば
この男たちを忘れてはいけないだろう。
それは IWGPタッグを6度戴冠したGODこと
タマ・トンガ、タンガ・ロアの二人である。
今年はコロナ禍の影響もあり、
長らく日本マットには登場していなかったが、
今年もGODが無事WTLに参戦となったことは
多くのファンも安堵したことだろう。
アメリカ発の配信番組で、その姿は見ていたが、
久々に二人だけのタッグを見ると、
やはり他のチームとは一味も二味も違うと感じた。
この試合は惜しくも敗れたのだが、
その実力はこれまで以上に
パワーアップしているのではないだろうか。
いまだWTLでは優勝がないGODであるが、
今年も優勝戦線にきっと食い込んでくることであろう。
また別の視点ではBCのオリジナルメンバーでもある
タマ・トンガがEVILとジェイの抗争に
どう関わってくるかも大きな注目点だ。