5.15愛知大会よりついに開幕したジュニアの祭典BOSJ29。
今年は3年ぶりの単独開催、そして外国人選手、他団体の選手も含めた
20名参加の2ブロックの戦いに戻り、開幕前から楽しみにしていたファンも多かったはずだ。
そんな中実際にシリーズが始まったわけだが、
その内容もファンの期待に応えるような大変面白い大会であった。
そこで当記事ではその開幕戦について振り返っていきたい思う。
まず目についたのは今回初出場となる外国人選手たちだ。
Aブロックにはエース・オースティン、アレックス・ゼイン、クラーク・コナーズ
そしてフランシスコ・アキラの4名がノミネートされているが、
開幕戦でコナーズを除く3名が勝利をあげた。
各選手とも緊張感が垣間見えたが、それもリーグ戦を経るにつれ解消されていき、
今後さらに本来の実力を発揮してくれるだろう。
この日敗れたコナーズも含め今後のリーグ戦を占ううえで、
彼らは大きな存在となりそうだ。
この日の試合を見て既存の選手たちも
きっとうかうかしたいられないと感じたことだろう。
またこの日のリーグ戦ではこの初出場の3名の他に、
3連覇を狙う高橋ヒロム、そして現IWGPジュニアヘビー級王者石森太二が勝利をあげた。
大本命ともいえる二人は順調なスタートを切ったわけだが、
彼らの実力をもってしても今年のBOSJは簡単なものではないだろう。
二人の直接対決はリーグ戦の最終戦に組まれているが、
その直対決をどのような形で迎えるのか?予断は許さないと言えそうだ。
そしてこの日は新日本プロレス生え抜きの3人である、
田口隆祐、そしてSHO、YOHが黒星スタートとなった。
記者会見などで今年は真面目に戦うと宣言していた監督であったが
大方の予想通りそれは開始直後に覆され、いつものスタイルに戻っていた。
👇
ヒロムも試合には勝利はしたが自分のペースには最後まで引き込めず、
見方を変えればこの試合の勝者は田口隆祐と言えるかもしれない。
よって今年も田口隆祐は対戦相手から嫌がられる存在であることは間違いなさそうだ。
また元3Kの二人、SHOとYOHもともに黒星スタートとなった。
長いリーグ戦、この1敗が致命傷になることはないと思うが、
初優勝を目指す二人にとってはあまり良いスタートとはならなかった。
特にSHOには個人的にかなり期待しているだけに、
今年も他のメンバーとは違う拷問ファイトでリーグ戦をかき回してほしいと思う。
最後に、今大会はワールドにてライブ配信を見たのだが、
リーグ戦以外の前半戦のカードも含め大いに楽しめた大会であった。
それを見て改めて新日本プロレスジュニアの実力は
やはり他団体と比べ一味違うと感じた次第だ。
まだ始まったばかりのBOSJ29だが、これからの戦いも期待して間違いはないだろう。