5.12後楽園ホール大会より始まる30回目のベストオブスーパージュニア(以下BOSJ)。
その出場メンバーが4.27広島大会で発表された。
今年は昨年のエル・リンダマンのようなサプライズはなかったが、
現在の新日本プロレスのジュニアを沸かせている選手たちが集まったと言っていいだろう。
そこで今回の記事ではそれらについて書いていきたいと思う。
まず優勝争いを占ううえで注目されるのが、現在のIWGPジュニア王者であり、
かつ4連覇という前人未到の偉業を狙う高橋ヒロムだろう。
押しも押されぬ新日本プロレスジュニアの顔、いや日本のプロレス界のジュニアの顔
と言えるヒロムが今年もBOSJを制覇するのか?
また5.3福岡大会のIWGP世界ヘビー級選手権に勝利していれば、
これまた前人未到の2冠王者としての参戦となるだけに、
やはりこの男から目を離してはいけないだろう。
そして次に個人的に注目しているのはHOTでヒールとしての活動が目覚ましいSHOである。
CHAOS時代、3K時代には上位進出の常連と言える存在であったSHOだが、
ヒール転向後は成績としては伸び悩んでいる。
元々新日本プロレスジュニアでも屈指の実力者だけに、
彼がその力とヒールファイトを上手く融合すれば、
久々に優勝戦線をかき回す可能性も大いにあるだろう。
はたしてマーダーマシンと呼ばれる男は今回どのようなファイトを見せるだろうか。
先に名前を挙げたこの二人はAブロックにノミネートされているが、
次にBブロックから名前を挙げるとすれば、これもヒールターンし、
バレットクラブに身を投じたクラーク・コナーズだろうか。
LA道場時代は他の道場生の先頭に立ち、また昨年は田口隆祐とのタッグで
コミカルなところを見せていたあのクラーク・コナーズはもういなく、
キャッチフレーズも100PLOOFに変更し、今年はなりふり構わぬファイトを見せることだろう。
Bブロックに関してはデスペラードを除けば、横一線と言えるメンバーがそろっているだけに、
このコナーズが台風の目になってもおかしくはないだろう。
そして最後の注目選手としてはマスター・ワトを挙げておきたい。
凱旋帰国から苦労を重ねてきた印象であったが、近年はIWGPジュニア王座挑戦を
重ねるなどジュニアのトップに少しづつ近づいていると言えるだろう。
今年のBOSJに関しては個人的にはワトの優勝もありえるかと考えているが、
最低でもブロックを勝ち抜き優勝決定戦には進出したいところだ。
新日本プロレス生え抜きのこの男が節目となる30回目のBOSJで新たな歴史を
作ることができるのかに注目しておく必要があるだろう。
その他にも豪華なメンバーがそろった30回目のBOSJ。
新日本プロレスワールドでも全大会が配信されるだけにしっかりと追いかけていきたいと思う。