3.13尼崎大会で起こったバレットクラブのGoD追放という展開は、
その後紆余曲折を経て、現在はGoDの本隊入りという流れに向かいつつある。
そしてその流れを汲み3.26大阪城ホール大会でも第一試合で
上の写真のメンバーによる対戦が発表された。
このカードは先日の長岡大会でバレットクラブの襲撃を受けていた
GoD達を棚橋弘至が救出に登場したという展開により組まれたものだが、
その中で一人、その空気に乗れない男がいる。
それはGoDのタンガ・ロアだ。
彼の気持ちはこの長岡大会のコメントを見ればよくわかるかと思うので
まずはご覧いただきたい。
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ロア「(※1人残り、頭の中で状況を整理するもなかなか理解できない様子。上の方を指差して)かつては俺たちもトップに立ってた。そんな俺たちが、今ではタナハシに助けられてるだって? つい最近まで、俺たちG.o.Dがあっち側の人間だったのにな。でも一夜にして立場が変わり、やられる側になったとは……。まだ現実のこととは思えなくて、心の整理がついていかない。
トップから一気に崩れ落ちて、あいつらに好き放題やられてる。タナハシに助けられて、さすがにプライドがズタズタになった。本当についこないだまでは俺たちがやりたい放題やってたのに、今ではタナハシに助けられるまでに落ちぶれたってわけだ。一体全体どうしてこうなってしまったんだ? 何があってこうなってしまったんだ? アアアア!」
(引用:新日本プロレス公式)
このロアのコメントを見る限り、まだ心の整理がついておらず、
現状の立場には満足していないように思う。
特に棚橋弘至に救出されたことを落ちぶれたと言っていることを考えれば、
ロアはこのまま本隊に入るということには納得いっていないということだろう。
そう考えるとこの試合でロアが動く可能性は大いにあるかと思う。
もしこの予想通りロアが単独で動くとなれば、それはGoDの解散を意味することとなる。
兄のタマ・トンガと分かれて行動する姿はこれまでであれば考えられないが、
ロアが現在の立場に満足できないのであれば行動するしかないことは事実である。
ではもしロアがGoDの解散を選び、別の方向へ向かうとすれば
その行先となるユニットはどこになるだろうか。
その第一候補となるのはやはりバレットクラブへの帰還だろう。
今回の展開の本当の目的がタマ・トンガのみも追放ということであれば
この展開は大いにあり得る話である。
またインパクトという部分を考えると、兄弟が向き合うという構図には
この展開がもっとも合致すると言えそうだ。
そして次に候補に挙がるのは常に増員が噂される
UNITED EMPIREということになるだろうか。
最近ではシングルでもそのポテンシャルの高さを発揮しているロアであれば、
実力派が揃うこのユニットのキャラクターにも合致するだろう。
はたして不穏な動きを見せているロアが選択する道は、
GoDの継続か?もしくは兄の元を離れ新たな道を歩むのか?
この試合でロアの選択が見える可能性はかなり高いのではないだろうか。
一旦は落ち着いたように見えたバレットクラブ問題であるが、
引き続き追いかけていく必要がありそうだ。