昨日AEWからの発表の中で新日本プロレスに関わる大きなニュースがあった。
それはあのオカダカズチカが同じCHAOSである、インターナショナル王者
オレンジ・キャシディーとタッグを組み、
BCCのブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリと
今週のダイナマイトで戦うという発表である。
現在新日本プロレスはジュニアタッグをメインとしたシリーズを行っており、
そこにオカダの名前はなかったわけだが、それにはこのような理由があったということだ。
この戦いに関してはいろいろな見方があると思うが、
やはりポイントとなるのは、オカダカズチカとブライアン・ダニエルソンとの
戦いということになるだろう。
この二人の戦いといえば、今年の禁断の扉、ForbiddenDoorを思い出すが、
その大会ではメインを努め、ブライアン・ダニエルソンが腕を骨折しながら
オカダカズチカからタップを奪い勝利した。
そもそもオカダカズチカがタップ負けをすること自体、
極めて稀な出来事だけにこの結果は大きな衝撃を与えたが、
ダニエルソンの怪我というアクシデントもあり、消化不良な面があったことも事実だろう。
そこで二人の再戦があるのではという機運は消えることなかったわけだが、
この時期に来てそれが具体的な動きを見せた。
今回は再びオカダカズチカがAEWに乗り込む、という形で、
ブライアン・ダニエルソンとタッグで相まみえるが、
その先に見据えるのはやはりシングルマッチでの対決だろう。
となればその舞台としてふさわしいのは、
1.4東京ドームという舞台になるが、はたして禁断の扉の再戦が
新日本プロレスの年間最大興行という舞台で実現するのだろうか。
その新日本プロレスの1.4東京ドーム、レッスルキングダム18の決定済カードは
今のところIWGP世界ヘビー級選手権として、SANADAvs内藤哲也が行われる。
このカード自体はもちろん素晴らしいカードであるが、
ドームのメインとしてはインパクトが弱いと言われていることは事実だ。
そこでこれまで以上の動員を狙うためには、
よりインパクトの強いカードを組む必要があるが、
その第一弾がおそらく今回の流れから生まれる
オカダカズチカとブライアン・ダニエルソンとのシングルマッチとなりそうだ。
この試合は今年のWK17で言えば、ケニー・オメガvsウィル・オスプレイという
カードの役割を果たすと思うが、はたしてその効果はどのようなものになるだろうか。
そして現在の他の流れから言えば、US王座の方でオスプレイとモクスリーの
展開も生まれてきているだけに、次のWK18では複数のAEWからの参戦があるのかもしれない。
そうなればよりカードに厚みを持たせることができるが、
はたしてどのようなカードが次の東京ドームで行われることになるのか？
今回のオカダの動きをきっかけにさらなる展開も期待できるだけに、
引き続き注目しておく必要があるだろう。
