昨年末に新日本プロレス社長に電撃的に就任し、
またレスラーとしてもタイトルを獲得するなど
新日本プロレスを牽引し続けている棚橋弘至。
そんな棚橋弘至は毎週音声サービスであるポッドキャストを更新しているが、
その最新回では先日行われたオカダ・カズチカとの最後のシングルマッチを
振り返っている。
👇
二人の対戦はこれまで数多く行われおり、近年はオカダが優勢だったことで、
棚橋弘至は勝ち越すことは出来ずにいたわけだが、それとは別にオカダに怒っている
事があるという。
それは明確な世代闘争をせずに新日本プロレスを去ってしまうということにである。
新日本プロレスの歴史はまさに世代闘争の歴史ともいえるが、
オカダ自身も棚橋弘至という時代を作った王者を下したことで、
時代を作ったとも言える。
よって棚橋弘至としては、そんなオカダが大きな壁となり、
俗に言う新世代と呼ばれる選手たちと戦ってほしかったということであろう。
しかしそれは今回の退団で現時点で新日本プロレスの中で行われることは難しくなり、
私の記憶が間違いなければ、新世代が帰国後はおそらく誰ともシングルで戦うことは
なかったと思う。
つまり明確に彼らがオカダを戦いの中で破るという証明が出来なくなったわけだ。
それはファンとしても残念なことだが、なにが起こるかわからないプロレス界であれば、
今後またチャンスが訪れるのかもしれない。
また棚橋弘至はこのポッドキャストの中で、そんなオカダの役割を
現IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也が務めるべきであると語っている。
内藤哲也はそのキャラクター的に世代闘争の先頭に立つイメージはないが、
はたして彼らとそのような場面を迎えることはあるのだろうか。
新世代の中では海野翔太や辻陽太が明確に内藤哲也への挑戦を公言しているが、
もし彼らがNJCで優勝することがあれば、早々に4月の両国で世代闘争というべき
タイトルマッチが実現するが、はたしてそれは実現するだろうか。
さてこの約10年くらいを振り返ってみれば、
それは棚橋・内藤・オカダの時代であったことは間違いないだろう。
そしてこれからの数年を境に時代は新世代へと移っておくことも確実かと思う。
はたしてその新世代の旗手となるのは誰になるのか。
それらを見守るためにも引き続き新日本プロレスを追いかけていきたいと思う。