ついに始まった新日本プロレス年間最大興行レッスルキングダム16。(以下WK16)
12047人を集めた1.4での最大のサプライズはやはりこの男の登場だろう。
そうそれは、元闘龍門、ドラゴンゲートのカリスマと呼ばれ、
現在はストロングハーツを率いるCIMAである。
このCIMAの登場。
おそらくこれを予想できたファンは決して多くはないだろう。
私自身今大会はリアルタイムで見ることは出来なかったが、
そのニュースを知った時、久々に大きな衝撃を覚えた。
えっ、CIMA?
これがこのニュースを知った時の正直な気持ちだ。
実は私自身近年の新日本プロレスを追いかける前は、
長くドラゴンゲートを中心にプロレスを見ていた。
当時CIMAはそのドラゴンゲートの大エースであり、
常にメインを張っていた時代であった。
それから紆余曲折ありドラゴンゲート退団し、
ストロングハーツを率いつつ、現在はグレイトにユニットごと在籍している。
最近はもう表舞台に出ることはないのかと思っていたが、
2022年の年頭、CIMAが新日本プロレスのWK16という最高の舞台に登場した。
これはこの先を期待せずにはいられないだろう。
この新しい動きに対し早速この日ジュニア王座を防衛したデスぺが反応を示した。
↓
で、だ。次の話をしよう。未来を、未来をという話をしてて、俺がいつまでもヒロムの話をしてたら、歴史しか残んねぇからよぉ。次は誰だい? 誰かが腹決めてんのに、俺が別のヤツの名前を出しちゃうと、出鼻をくじいちゃうから言わない方がいいんだろうけどもぉ……何か第0試合に面白いヤツ上がってなかった? 別に彼がやんなくったってさぁ、彼のメンバーの中にジュニアのヤツが一人いたろう。一人か二人か。名前を出しちゃうと、ね、いろいろめんどくさいことになりそうじゃん? でも面倒くさいことは大好きだ。どっかいんだろう、リンダマン……あぁ、言っちゃった。何かさっき見かけたぞ、どっかでよぉ。何しに来たんだよ? まぁ、ただの付き添いか。まぁでもさ、花も葉も、種まかなきゃ出てこねぇからよぉ。俺は種をまく。ただそれに水をやるかどうかは新日本が決めることだ。そこら中に俺は種をまいてやるぜ。イヤだったら、直接言ってきてください
(引用:新日本プロレス公式)
試合後の公式なコメントの中でCIMAと同じストロングハーツ所属の
エル・リンダマンの名を口にしたのだ。
このリンダマンがいきなり次の挑戦者になるのかはわからないが、
間違いなく今後デスぺとリンダマンの間で何かが生まれることは間違いないだろう。
またストロングハーツにはCIMA、リンダマンの他に大将格のT-HAWKもいる。
T‐HAWKは現在は無差別級で戦っているので、
このジュニアの戦いに参戦するかは不明だが、
彼が参戦することになればより戦いは白熱するだろう。
年末のインタビューで、新日ジュニアの顔であるヒロムとデスぺが
声をそろえ2022年の門戸開放を訴えていたが、
年頭からのこの動きを見ているとどうやら今年のジュニアはかなり面白くなりそうだ。
そしてこの流れに1.8で行われるノアとの対抗戦がリンクすれば、
これまでとは全く違う景色がジュニア戦線に生まれることになるだろう。
思えばライガーが現在のジュニアの礎を作ろうとした頃、
新日本のジュニア前線は他団体のトップ選手が多数参戦し、
大いに盛り上がっていたものだ。
原点回帰というわけではないかもしれないが、
2022年の新日ジュニアは再びこのような展開に回帰していくのかもしれない。
当記事執筆時点(1.5午前)ではWK16 2日目の展開は判明していないが、
おそらく今後につながる動きが生まれていることだろう。
2022年1月4日、CIMAという劇薬の投入で一気に動き出した新日ジュニア。
今後のさらなる展開の動きに大いに期待していきたいと思う。