2.24札幌大会で行われる内藤哲也とSANADAによるIWGP世界ヘビー級選手権。
この試合は立場を入れ替えた直接のリマッチということになる。
このダイレクトリマッチという形は全てではないが、
同じカードが続くということでファンからあまり望まれているわけではないだろう。
よってファンを惹きつけるには前回と違う展開が求められるが、
それについて内藤哲也は先日の会見でこのように語っている。
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SANADAにしては珍しく自分の意思を自分の口で言ったなと。その姿を見て、『あぁ、SANADAはちょっと変わったのかな』って思いました。実際、東京ドームで大合唱できたのは、乱入してきたEVILを排除してくれたSANADAのおかげ、その部分もあるわけで『大きな借りを作っちまったな』と。
あの普段、ほとんどコメントをしないSANADAがマイクを持って『もう1回やらせてくれ』と。東京ドームでの借りもあるし、俺は『やろう』と思いましたよ。そして、バックステージでコメントを出し、家に帰り、『さぁ、今日SANADAはリング上でああ言ってたけど、バックステージでは何を語ったのかな?』と思いながら見たらノーコメント……。
いやぁ、非常にガッカリしましたよ。あの時、会場できっとみんなが喜ぶかなと思って、あの言葉を言ったんですか?『もう1回やらせてくれ』って言ったんですか?ホントにそう思ってるんだったら、バックステージであらためて言うべきでしょ?まったく同じ言葉でもいいよ。べつに一字一句まったく変わらず、同じまんまでもいいよ。もう一度言うべきでしょ?
なんかあのノーコメントっていうのを見て、俺はガッカリしたし『なら受けなきゃよかった』って思いましたよ。それぐらい今現在、俺にとって札幌での防衛戦はあんまりテンションが上がらないですね。もちろん、北海道のお客様にこのベルトを持った姿をお見せできるってことは嬉しいですけね。
SANADAとまたタイトルマッチをやることに関して、あまりテンションが上がらないですね。前回とは立場が違うわけで、今回は俺がチャンピオン、SANADAがチャレンジャー。基本的にタイトルマッチっていうのは、俺はチャレンジャーがどんどん仕掛けていくものだと思ってますよ。それはリング上もそうだし、バックステージもそうだし。だから、もう決まってしまったんでしょ?
決まってしまった以上、SANADAの意気込みであったり、このタイトルマッチにかける想いをちゃんと連日バックステージで言ってくれよ。じゃなきゃ、俺のテンションは上がらないし、結果も東京ドームと同じ結末になるでしょう。決まった以上はやりますけど、なんかスッキリしない決定ですね
(引用:新日本プロレス公式)
これを見ても分かる通り、前回同様にノーコメントであったSANADAに対し、
”ガッカリした”、”受けなきゃ良かった”と発言している。
この言葉の真意は前回からのSANADAの変化を期待してのことかと思うが、
今回もノーコメントであったという行動に落胆したということだろう。
それにより内藤哲也もタイトルマッチを前にテンションは上がらないようだが、
それを変えるにはどのようにすればよいのだろうか。
それにはやはり挑戦者となったSANADAの変化という部分が必要かと思う。
もっともわかりやすいのは、言葉をファンに発信することだが、
見方を変えればこれまで沈黙を貫いてきたことで、その効果はもしかすると
大きいのではないだろうか。
つまり内藤哲也が話すよりも、ファンに刺さる可能性があるということだ。
そうなれば前回と違う盛り上がりを見せるかと思うが、
1.20から始まるシリーズの中でSANADAはどのような行動を見せるだろうか。
今回に関しては、タイトルマッチを盛り上げる鍵はSANADAにあると思われるだけに
彼の今後の動きには注目しておきたいと思う。