試合前、尾崎リングアナが、本日欠場となった高橋ヒロム選手の負傷状況を説明。
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年2月22日
病院での精密検査の結果、「左大胸筋断裂、全治は約半年」と診断されたことが明らかになった。
2.22後楽園大会詳細
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2.22後楽園大会でジュニア王者である高橋ヒロムに関しての
衝撃的な事実が明らかになった。
直近の大会を欠場していたヒロムだが、その負傷具合は深刻であり、
何と全治半年というケガを負っていた。(左大胸筋断裂)
この事実から見ると常識的には25日のジュニアタッグだけではなく、
その後の28日大阪城ホールでのシングルのタイトルマッチも難しいことは明白だ。
早速大阪城でタイトルに挑む予定であったELPは以下のような
悪態をつきながらのエールをコメントで残しているが、
はたしてこのタイトルマッチはどうなってしまうだろうか
(執筆時点での公式発表はなし)
ファンタズモが神妙なトーンでコメント
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年2月22日
「ヒロム、お前に伝えたい。早く良くなって戻って来てくれ。また絶対に闘おうぜ」
だが、途中で態度急変!
「ヒロム、一つ要求がある。大阪城には姿を見せろ! そしてIWGPジュニアのベルトを直接、俺に手渡せ」
全文は
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またそれより先に行われる予定であったジュニアタッグの方だが、
そちらには大きな動きがあった。
2.22後楽園で前王者のデスぺ・金丸組が王者チームを襲撃したのだ。
↓
おそらくこちらはこのまま正式に両者によるタイトルマッチが組まれることになるだろう。
結果的に前王者とのリマッチとなるが、この二人ならファンも異論はないはずだ。
BUSHIにとってはヒロムとのタッグでの戴冠を狙っていたはずなので
その心中を思うと心苦しいが、こればかりは仕方がない。
BUSHIにはこの悔しさをぜひ別の方向にぶつけてほしいと思う。
さて別の方向と言えばやはり気になるのは今後のシングルのベルトの行方だ。
上述したが常識的に考えるとヒロムが保持するベルトは返上となるだろう。
そして大阪城ホール大会2日目のセミファイナルで予定されている
タイトルマッチも宙に浮くことになってしまう。
近々にはその対応が正式に発表されるかと思うが、考えられることは
ヒロムの代わりに誰かを立てた王者決定戦か中止の二択となるだろう。
ではもしELPと別の選手との決定戦が組まれるとしたら、
どのレスラーが候補となりそうだろうか?
その筆頭はやはり昨年のBOSJ優勝決定戦でヒロムと歴史的な戦いを演じた
エル・デスペラードとなるだろう。
表立っては言わないだろうが、今回のヒロムの負傷に対して
デスぺも思うところはたくさんあるだろう。
最高のライバルの負傷でピンチに陥ったこの状況を見て、
名乗りを挙げる可能性は十分にあるかと思う。
また多くのファンもそれを望んでいるのではないだろうか。
ヒロムの欠場時にジュニアの主役を務めるのはある意味この男しかいないのかもしれない。
そしてヒロムが帰ってきたときにデスぺがそれを迎え撃つ立場であれば、
それはファンにとっても最高のシチュエーションとなるだろう。
さてここで前回のヒロムの負傷時のジュニアを思い出してみたいが、
当時は絶対王者としてオスプレイが君臨し、ヒロムと入れ替わるように鷹木信悟も
そのライバルとして輝いていた。
しかし現在その二人はジュニアからヘビーへと主戦場を移しておりその姿はない。
つまり今後のジュニア戦線は突出した存在のいない群雄割拠な展開が予想される。
考えようによっては誰がトップに立ってもおかしくないと言えるだろう。
個人的にはその存在となるのはデスぺではないかと考えているが、
ここにきて一気にその格を上げたSHOも有力な候補と言えそうだ。
また負傷欠場中のYOHもどのような姿で帰ってくるのかにも注目である。
もちろんこれらの選手たちにBCの二人、石森、ELPも絡んでくるはずだ。
こう見てみるとヒロムが不在となってもその選手層はやはり厚いと言えそうだ。
新時代のジュニアのカリスマとして圧倒的な存在であったヒロムが
もし本当に長期欠場となれば、その時は他の選手たちの力量が試されることになるはずだ。
ピンチはチャンス。
今こそこの言葉を新日本のジュニア選手たちに送りたいと思う。