先日新日本プロレスより、BEST OF THE SUPER Jr.27(以下BOSJ)の中止が発表された。
何らかの形での開催に一縷の望みを持っていたファンも多かったとは思うが、
現状での発表は中止ということであった。
ジュニア選手がシングルで戦うリーグ戦は年に1回しかないので、
毎回この大会を楽しみにしているファンも多い。
私も含め落胆しているということが正直な気持ちであるかと思う。
もちろんこれは我々ファンだけではなく、出場するはずであった選手も同様である。
多くの選手がツイッターなどを通じ、その気持ちを吐露している。
選手側から考えると、年に1回しかないシングルで戦える場が無くなったわけだ。
群雄割拠の新日ジュニアにおいては、当落線上の選手は1年1年が大きな勝負と言える。
どんな形でもいいから闘いたいというのが選手の正直な気持ちではないだろうか。
上記に書いたように多くの選手がツイッターなどで気持ちを発信したが、
当記事では現チャンピオンである高橋ヒロムのツイッターを添付したいと思う。
その中でヒロムが注目すべき発言を行っている。
『BOSJ27は中止ではなく延期だと俺は信じている。』
【BEST OF THE SUPER Jr.27】https://t.co/UaUk360zgc#njpw #njbosj #NJPWTogether pic.twitter.com/4aw3G30uAJ
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) 2020年5月6日
(高橋ヒロム Twitter)
この延期での開催ははヒロムのみならず、多くのファンも望んでいることだろう。
顧客のニーズを形にしてこそファンに愛されると考えれば、
ぜひ実現してほしいところである。
では実際に今年中に行うことが可能かどうかを希望的観測をもって考えてみよう。
まず前回のBOSJはこのような形で行われた。
20名参加・2リーグ制・15大会。
そして公式サイトのスケジュールには、記載はされていないが、
これまで公に発表があったシリーズは以下であるかと思う。
7月 北海道シリーズ、9月~10月 G1クライマックス。
今後のスケジュールに関しては、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言解除の時期、
または東京オリンピック延期に伴う会場の確保など、多くの不確定要素があるため
流動的になることはほぼ間違いないところだろう。
これは完全に推測の域を出ないが、わかる範囲でのスケジュールだけを見ると、
開催は十分に可能ではないかと思われる。
全てがうまくいけば春に延期になったNJCも実現できるのではないだろうか。
約半年強で1年分のスケジュールを消化することは大変であるかと思うが、
この有事を乗り越えるためにも、プロレスラーが超人たるところを見せてほしいと思う
仮に5月末でこの緊急事態宣言が解除され、
6月から何らかの形で興行が再開できるとすると、
毎年通常行われるリーグ形式の大会が何とか実施できる計算となる。
これも仮案だが6月を試運転期間とし、7月から毎月大会を行えば、
NJC、BOSJ、G1、ジュニアタッグリーグ、WTLの5つの大会は物理的に可能である。
もしこのようなことが実現すれば、プロレスラー、プロレスファンとも
溜まっていたものが爆発し、最高の盛り上がりを見せるのではないだろうか。
あきらめない心、ピンチをチャンスに変える、一歩踏み出す勇気。
これらはプロレスから学んだものだ。
今こそその力を新日本プロレスに見せてほしいと願い終わりとしたいと思う。
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