上の記事にもあるように、5月4日までの大会の中止がすでに発表されている状態だ。
これで2月26日沖縄大会を最後に、2か月以上大会が行われないということが決定している。
現状を考えるとこれはやむを得ない処置であるが、
プロレスというスポーツエンターテイメントを提供する新日本プロレスとすれば、
他の企業同様相当な痛手を被っているのは明白であろう。
またニュースなどを見てみると、行政はイベントの自粛は要請するが、
その補填はしないという方向であるとのことだ。
(これはほかの業種も同様のようであるが。)
つまり今は興行という大きな収入源がないという状態が続き、
かつ一定の固定費は流出しているわけである。
会社の本音とすれば事情が許せば、一刻も早く興行を再開したいところだろう。
そこで現在の公式サイトを見ると5月12日からのBOSJのシリーズは、
変更がなく実施を前提としている状態となっている。
しかしもしBOSJからの興業が可能であったとしても、
いきなり通常の興業形態で行うことは難しいように思う。
そこで考えられることは、無観客で行うか、
もしくは客数を制限して行うかということである。
一例を挙げると後楽園ホールであるならば、
収容可能客数の1/3や1/4に客数制限し、500名程度の客数で行うというような方法。
もしくはWWEのように無観客でコンテンツを作るという方法だ。
以下のニュースにもあるようにWWEは日本より被害が甚大と言われているアメリカで
無観客ではあるが試合を続けている。
(以下、関連記事)
続ける根拠としては、
このような事態だからこそ、逆に娯楽を提供することが重要である。
と声明を発表している。
つまりこれはWWEがプロレスの枠を超え、アメリカの一つの文化として
認められているということだろうか。
国民感情や文化、行政の判断など違うところはあるだろうが、
日本でもこのような考えもあると思ってもらえれば状況は変わるかと思う。
またこれは記事を書いている中で思ったことだが、
やはり再開は無観客試合で始めるほうが会社の判断としてはベターのような気がする。
第一に考えるのは感染リスクだが、無観客であればお客様への感染は確実に防げる。
そして画面越しとはなるが、試合の映像をお客様に届けることができる。
そうなればあとはより良いモノを届けようとする選手の気持ち一つであると思う。
今こそワンチームで自粛明けを見据え、難題を克服するべきではないだろうか。
与えられた環境の中で頑張っている選手の姿があれば、
個人的な意見であるが、ファンは無観客であってもきっと受け入れるはずだ。
新日本プロレスの試合が見れる。まずはそれだけで十分であると思う。
人は失わないとそのありがたみがわからないと言われるが、
まさに今はその状態であると言える。
もし本当の意味での再開が始まれば、ファンはこれまで以上の応援をするはずだ。
それが我々ファンが唯一できる新日本プロレスへの御礼ではないだろうか。
再開の時。今はそのニュースを待つばかりである。
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今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。