3月8日 スターダムの無観客試合が後楽園ホールで実施された。
ユーチューブにて無料配信されているので、是非ご覧いただければと思う。
(3.8後楽園大会の映像はこちら)
見る前は無観客試合ということもあり、若干懐疑的であったのだが、
実際に見てみた感想は、充分に楽しめこれは大いにアリと思った次第だ。
結果も放映中の最大接続数約12000人、視聴者数は執筆時点で10万人を超えていた。
もちろん無料という事もあるだろうが、数字だけ見れば後楽園大会を、
通常通り行った場合より、多くの人の目に触れたことになる。
これをきっかけに再開時に、足を運んでもらえるようになれば、
団体としても大いに収穫があったと言えるだろう。
木谷オーナーが成功と今回の試みを振り返っていたが、
このようなことがその要因ではないだろうか。
さて今大会はバトルロイヤルも含め、全5試合が行われた。
その中で今回は後半3試合について書いてみようと思う。
(出典:スターダム公式)
まずは今後のスターダムを担う存在であると思われる、
ジュリアと木村花が闘ったタッグマッチから進めて行こうと思う。
現在抗争中である二人だが、やはり両者がそこにいるだけで、
他のレスラーとは違う華があるとの印象を持った。
この二人を映像などで見てみると、首脳陣が期待するのも頷けるところだ。
また両者とも俗にいうプロレス頭が良い選手であると思う。
つまり自分をどう見せれば良いか理解しているように思える。
特に木村花はプロレスラーの母親を持つサラブレットである。(母親は木村響子)
(木村響子の情報はコチラ)
小さい頃から周りにプロレスがあった環境で育ったこともあり、
良い意味でキャリアに似合わない視野の広さを感じた次第だ。
今後この二人の抗争がどのように発展して行くのかは不明瞭ではあるが、
おそらく決着戦は春のビッグマッチの位置づけである大田区体育館ではないだろうか。
現在は団体内において本流ではないが、
いずれ両者が岩谷麻優に迫る存在になるだろう。
(出典:スターダム公式)
続いてはタッグのタイトルマッチについて。
無観客でのタイトルマッチは、選手としてはかなり難しいと思うが、
この試合はしっかりと成立していると感じた。
チャンピオンチーム、挑戦者チームとも、
普段新日本を見ている自分でも違和感は感じなかった。
ということは、このクラスの選手になるとレスラーとしての技術が
備わっているという事だろう。
特に渡辺桃の受けには見るべきところがあったと思う。
(出典:スターダム公式)
そして最後はメインのランバージャックデスマッチ。
これは鹿島沙希が岩谷麻優を裏切り、その決着戦という意味合いの試合で
あった。
女子プロレスのアイコンと言われている、岩谷麻優だが改めて見ると、
スターダムではステージが違うと感じだ次第だ。
大きくない身体で受けに受ける。そして最後はしっかりと締め勝利する。
この戦い方はまさにチャンピオンのそれである。
新日本でいう所の内藤哲也に近いものを感じた。
今後もこの岩谷麻優を中心にスターダムが回っていく事は間違いないだろう。
普段新日本プロレスを中心にプロレスを観戦しているので、
スターダムの試合を見るようになったのは正直最近の話である。
しかし今回の試み(無観客試合の映像配信)が楽しめたことは事実だ。
これが新日本に繋がり、何かのきっかけになるのかはわからないが、
実施したことには大きな意味があるだろう。
最後に言いたいこと。
それはプロレスの試合を見ることは楽しいということだ。
世の中の状況は理解しているつもりだが、一刻も早い再開を願いばかりだ。
(木谷オーナーの記事はコチラ)
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。