先日、新日本プロレスの公式サイトより上のニュースが
アップされたことをご存じだろうか。
内容はこの春開催予定であったがコロナ禍により延期となってしまった、
二大スタジアムマッチの進捗状況であった。
その中で以下のような報告があったのでまずはそちらをご覧いただければと思う。
↓
両大会の振替スケジュールは調整中でございますが、6月12日現在、日程は未定となっております。
なお、東京ドーム大会は今夏での開催を想定しており、決定まで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。(引用:新日本プロレス公式)
これを見る限りでは横浜スタジアムの開催は未定であるが、
東京ドームの方は今夏中に行われる方向であるようだ。
これはファンにとっては朗報と言えるニュースだろう。
またこのニュースを見た後、先日6.13東京ドームで行われた格闘技イベント
RIZIN28を地上波で見たのだが、多くの観客を動員しているように見え、
盛況な雰囲気を画面越しであるが感じた。
もし新日本プロレスが東京ドーム大会を開催するとしても、
発表済みのスケジュールなどを見れば、
それはおそらくあと2か月くらい先の話であるだろう。
そうなればその時の社会的な情勢次第ではあるが、
少なくとも現状よりは多くの観客を動員することが可能となっているはずだ。
つまりそれは早ければ今夏にはあの満員に近い東京ドームの
プロレスイベントが帰ってくるということである。
プロレスというジャンルがファンとともにイベントを作り上げる
モノであると考えると、やはり多くのファンを動員するということは、
ジャンルを盛り上げるうえでも必要不可欠であると思う。
そしてそれを牽引するのはやはり新日本プロレスでしかないはずだ。
しかしそんな新日本プロレスであるが現在の状況には危機感を持っているかと思う。
先日6.6にライバルとも言えるサイバーファイトがビッグマッチを
さいたまスーパーアリーナで開催したが、約5000人近い観客を動員した。
↓
これにはサイバーファイトの高木社長も手ごたえを感じているようだ。
また高木社長はこの大会内で本気で№1を目指すとも語っている。
近年の勢いを見ればそれはあながち大言壮語とは言えないかもしれない。
またコロナ禍により致し方ない部分もあるが、
新日本プロレス自体の動員力も最盛期に比べると
陰りが見えているのは事実である。
つまりこれらの要素を見れば新日本プロレスとしても
安穏とはしていられないということかと思う。
そしてこれらのネガティブな流れを一変させるには
やはりドーム興行のようなスーパービッグマッチが必要となるだろう。
もし今夏に行われるであろうこのビッグイベントが成功すれば、
興行的にも、そして新日本プロレスを取りまく雰囲気も、
一変させる効果があるはずだ。
そしてその興行を成功させるには、これまで以上に出し惜しみのない
カード編成が必要であるかと思う。
まさに新日本プロレスのスター選手が総動員で臨む必要ということだろう。
もし新日本プロレスが今夏のビッグマッチに、
そんな出し惜しみのないカード編成を行ってくれれば、
きっと多くのファンがそれに呼応するはずである。
そしてそれは結果的に今年後半戦に向けての大きな起爆剤となる興行となるだろう。
そう考えると新日本プロレスは
今こそ業界の盟主の意地を見せる時ではないだろうか。