40008人が見つめた1.4
(出典:新日本プロレス公式)
WK14 1.4には40008人の大観衆が集まり満員という発表であった。
前年よりも大きく動員数は伸びたが、
オカダが公言していた超満員とされる43000人には及ばなかった。
試合後のマイク中、オカダが流した涙はきっと悔し涙であろう。
チャンピオンとして、そして新日本の顔として、
目標を達成することが出来なかった悔しさ。
人間・オカダカズチカが垣間見られた瞬間であった。
そんなオカダを個人的には好意的に感じた。
オカダにもこういうところがあったんだなと嬉しく思った次第だ。
ドームを超満員にすることは、もうやることがないと語っていた
オカダに残された最後の宿題と言えるかもしれない。
まだまだその宿題をやり遂げるチャンスは残されているはずだ。
話は変わるが、この記事を書いている段階では2冠王者が決定はしていない。
よって記事公開時に情報とタイムラグが出ることになるが、
その点、ご容赦いただければ幸いである。
さて1.4終了段階で、ダブルタイトルマッチに進出した二人は、
IWGPヘビー級王者 オカダカズチカ
そして IC王者 内藤哲也である。
予想通りという方も多いかと思うが、伝説が創られるにはふさわしい
二人が残ったと言えるだろう。
今の新日本プロレスが誇る、究極のカードであるはずだ。
このレインメーカー対制御不能なカリスマのシングルマッチは、
2018年の1.4以来、丸2年ぶりの対決となる。
その間オカダカズチカはほとんどの時期を、IWGPヘビー級チャンピオンとして過ごし、より強さを増し絶対王者と呼ばれるほどになった。
そして今回のWK14でも飯伏幸太を破り、盤石の強さを誇っている。
かたや内藤哲也だが2018年当時よりは明らかに勢いが落ちていると思えた。
それは今年になってより顕著になったように思う。
そんな中2冠王座の提唱者は何とかジェイを下し、逆転の2冠獲得へ一歩を踏み出した。
自身は内藤哲也ファンであるが、客観的に見れば圧倒的にオカダが有利であると思う。
内藤哲也がオカダカズチカを上回っている部分がなかなか見当たらない。
ただ一つ上回っていると言い切れる部分がある。
それは一言で言うと人気という名のファンからの支持である。
これに於いては、全選手の中でも他の追随を許さない。
そんなファンの後押しこそが、
逆転の内藤哲也を完結させる最後のピースとなるのではないだろうか。
敗者同士の戦いの意味
1.5では1.4での敗者同士の戦いもマッチメイクされている。
それにも少し触れてみたいと思う。
今回そのある意味残酷な試合を戦う二人は、ジェイと飯伏である。
そしてこの二人の間にも何やらきな臭いものが勃発している。
それはジェイから飯伏へのバレットクラブ勧誘である。
これは昨年末の後楽園で公となった。
これによってただの敗者マッチではなく、
なにやら今後につながるような意味が出てきたのではないだろうか。
おそらくこの試合に勝利した方が、次の2冠王者への挑戦者となるだろう。
この二人が手を組み、バレットクラブとして戦うとなれば難敵になることは間違いない
そして真性のスターである飯伏幸太の本格的なヒールはかなり魅力的であるかと思う。
一度見てみたいのは自分だけではないだろう。
今日はダブルドーム後の1.6ニューイヤーダッシュだ。
今大会でまた新しい展開が見えることも予測される。
今年も新日本プロレスから目を離してはいけないということだ。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。