プロレスはメジャースポーツを超えることが出来るのか?
プロ野球 1500~2000億円
Jリーグ(サッカー)1100億円
Bリーグ(バスケ)150億円
プロレス 120億円
上記の数字が何かというと、日本における各プロスポーツの市場規模である。
プロレスはプロスポーツかというと、曖昧なゾーンだが、
ここでは比較しやすくするためにプロスポーツとしてみた。
(上記の数字は数年前のものだが、大きく変化はないとする。)
予想通りではあるが、ここ日本では圧倒的にプロ野球が強いということが良くわかる。
野球は世界的に見ればマイナーと言えるスポーツだが、
日本での知名度はほぼ100%と言えるだろう。
現実として、プロ野球の存在を知らないという人は見たことがない。
続いてはサッカー。世界規模では最も人気があるスポーツと言えるだろう。
サッカーの中心はヨーロッパと南米だが、日本でも一定の規模を確立している。
そしてバスケットボールのBリーグとなるが、こちらはまだプロ化したばかりである。
こちらも順調に規模を拡大しているようである。
今後もまだ成長していくはずだ。
ついでプロレスである。上記のスポーツと比較するとジャンルイメージとして、
マイナー感が付きまとうことは否めないと思う。
マニアだけが楽しむモノ、とプロレスを知らない方は考えているはずである。
一度実際に見れば、高い確率でファンになってもらえると自身は思っているが、
その『一度見る』というまでのハードルが非常に高いジャンルであると感じている。
他のスポーツと違い、気軽に見に行けるというイメージではなく、
『恐い』、『危ない』などの昔からのマイナスなイメージが色濃く残っている。
全てとは言わないが、今のプロレスには上記のようなネガティブな要素は、
ほとんど見当たらないと言えるだろう。
むしろエンターテイメントの要素も含め、楽しめる要素が満載であると思う。
それだけに大変もったいないと感じてしまう。
それを払拭するためには、まずはやはりレスラーの存在を知ってもらうことが必要だ。
棚橋弘至、真壁刀義など世間一般に広く認知されているレスラーもいるが、
新日本だけで見てもごく一部である。
現在のトップ、オカダカズチカにしてもプロレスファンで知らない人はいないだろうが
その強さに比例するくらい認知度があるかと言えば疑問である。
オカダと人気を分ける内藤哲也は、ほぼ一般のメディアに出ることがないので、
プロレスに興味のない人で知っている人は少ないと思う。
今後プロレスがよりメジャーになっていくには、
間口を広げることが重要となってくるが、
その為にも今のトップ選手はどんどん世間に打ってでる必要があると強く思う。
そのような活動の結果、もっともっと世間に認知され、大衆娯楽の一つとなれば、
気軽に観戦してくれる人が増えるはずである。
そうなればファンの裾野がもっと広がり、内藤哲也の夢でもあるドームツアーも、
現実味が増すのではないだろうか?
今の両国大会が東京ドームで、ドミニオンは大阪ドームで、
冬の札幌大会は札幌ドームで、ドンタクは福岡ドームで、
G1愛知大会はナゴヤドームでとなれば、ファンとしても喜ばしい限りである。
それは近い将来にぜひ見てみたい光景である。
そうなれば新日本プロレスの目標である、売上100億円が見えてくるだろう。
そしてプロレスもメジャースポーツに近づけるはずである。
今回はふと思いつき、いつもと違うテイストの記事となりました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。