新日本プロレスの真夏のシングルの祭典であるG1CLIMAXに
NOAHから単独参戦し、大いに話題を振りまいた清宮海斗。
G1での結果は予選リーグ敗退となったが、その試合内容のファンの反応は
上々であったのではないだろうか。
そんな清宮海斗はG1終了後NOAHに帰還したわけだが、
そこで待っていたのは師匠と言える小川良成からの否定的な発言であった。
ファンの反応とは大きく違うこの小川の発言の真意は一体どこにあるのだろうか。
まず小川良成のインタビューの一部を以下に掲載したいと思うが、
小川は清宮についてこのような発言を行っている。
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――G1帰りの清宮について辛らつな言葉を…
▼小川「辛らつってほどでもない。優しく言ったほうだよ」
――…改めて清宮海斗に関する評価というのは?
▼小川「そうだね…この前も言ったけどモノマネ? 試合が面白くないよね。ワンパターンだよね。ドラゴンスクリューに足4の字。全然、試合みてて面白くないよね」
――清宮選手は『小川さんに教わったことも出している』と常々言っていますが…
▼小川「何を教えたか忘れちゃったけど、G1みた限りではそんな感じには見えなかったかな。でも、いいんじゃない? あいつの新しい姿も。ワンパターンでつまんない試合で」
――結果が残せなかった云々ではなく…
▼小川「いや、あれじゃ結果もついてこないよ」
――落ち着いた試合運びが目立って、成長したとの評価もあります
▼小川「あんま良く分かってない人がみたら、あれを“成長した"って感じる人がいるかもしれないけど、俺からみたら成長ではないよね。とにかく面白くない。試合がつまんない。ワンパターンで。それに尽きるよ」
――『闘い方の軸ができた』とみる向きもあると思いますが…
▼小川「あのね、違うんだよ……」
小川良成は清宮海斗の試合内容を面白くない、ワンパターンであると
こき下ろしているが、これはつまり今の武藤敬司のスタイルを踏襲した
清宮海斗に対しオリジナリティや深みがないということを言いたいのだろうか。
たしかにインタビューアーが言っていたようにファンの間では
G1での同世代との戦いで見せた落ち着いた試合運びは評価が高かったと思うが、
プロの小川良成から見ればそれは違うということだろう。
武藤敬司が新日本プロレスを源流に持つことを考えれば、
これは全日本プロレスをルーツにする小川良成とのアイデンティティの違いといえるが、
そんな二人が9.3大阪大会でそれぞれザック・セイバーjr、
大岩陵平をパートナーに伴い激突する。
話題としてはザックの久々のNOAHマット帰還や師匠小川とのタッグ結成、
そしてG1最終日にNOAHでの武者修行を決めた大岩のNOAHの初戦という側面もあるが、
清宮海斗が何を小川良成に見せるのか、という部分も大いに注目されるところだろう。
はたして清宮海斗は小川良成を自らの戦いを通じ納得させることができるのか?
そんな9.3大阪大会はABEMAでも無料にて配信予定だ。
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