

先日のドラゴンゲート大阪大会にノアのジュニア正規軍が乱入し、
公となった両団体による合同興行開催。
その合同興行が正式に11.11後楽園ホールで行われることが
合同記者会見で発表された
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そこでは吉岡世起の呼びかけに応える形でYAMATOとのシングルマッチが決定し、
その他にも菊田円、布田龍、望月ジュニアvs稲村愛輝、矢野安崇、藤村加偉
という比較的キャリアの浅い選手たちのタッグマッチも発表された。
ドラゴンゲートの斎藤了GMによれば、今後合同興行ならではの
豪華なカードをラインナップしていくとのことなので、
トップどころの選手たちも参戦するということだろう。
今後の対戦カード発表に期待したいところだ。
では今回の合同興行はなぜ行われることになったのだろうか?
以前から両団体は部分的には交流はあったわけだが、
今回のようにしっかりと絡むのは初めてのことだろう。
そしてそのようになった経緯は、やはりコロナ禍もあり、
伸び悩む動員数を何とかしたいという思いが両団体ともあったのではないだろうか。
ノアの後楽園ホール大会はABEMAなどで観戦したことはあるが、
正直動員という部分ではなかなか厳しい印象である。
またジュニアだけということになればそれはより顕著になるだろう。
そしてもう一方のドラゴンゲートだが、
以前は月1度程度の後楽園は必ず満員であったが、
このニュースを見る限りでは現状はそのような状況ではなさそうである。
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つまり依然コロナ禍のなかで苦しんでいる両団体は、
この苦境を脱するため対抗戦、交流戦というカードを切ったということだろう。
ながらく鎖国状態で独自の道を歩んできたドラゴンゲート知っている
私としてはこの状況は意外であるが、
生き残るためには何かを変えなければいけないのも事実である。
過去のプロレス界の歴史の中で多くの対抗戦が行われてきたのは
皆さんもご存じかと思うが、対抗戦という劇薬はその後に大きな影響を与える。
これまでの歴史を紐解けば対抗戦の結末はどちらかが一方を飲み込み、
もう一方は残念ながら団体としての役割が終わることが多い。
つまり対抗戦は当初の盛り上がりは長く続かず、その光景が普通になり
最後は劇薬としての効果がなくなるということである。
今回の両団体に関しては今後どのような方向へ進むのかはわからないが、
これまでの歴史が再現されることもあるかもしれない。
合同興行開催という方向に大きく舵を切ったノアとドラゴンゲート。
引き続きその動向に注視しつつ続報を待ちたいと思う。