3.9の行われたノア後楽園ホール大会に全日本プロレスの世界タッグ王者である
青柳優馬、野村直矢が乱入し、先日同王座挑戦を表明していた拳王、征矢学と
リング上で対峙した。
そしてその場で青柳優馬は全日本プロレスのビッグマッチである
3.21大田区大会でのタイトルマッチを提案し、同大会での開催が決定された。
この展開を見る限り、これを機にノアと全日本プロレスの本格的な戦いが
始まることになりそうだ。
また拳王と征矢学は3.19横浜武道館大会で、
GHCタッグ王座に挑戦することが決まっているだけに、
王座両獲りとなれば団体を股に掛けたタッグ2冠王ということになる。
それに伴い拳王は早くもこんな構想をぶち上げファンにアピールしている。
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GHCタッグ王者になって、世界タッグチャンピオンにも俺たちはなるぞ!」と絶叫。さらに「GHC世界タッグチャンピオンになってやる!」と、2冠王者となったあかつきにはベルトを統一すると豪語した。
このようにルーツを同じとする両団体が交わることは
オールドファンには嬉しいことかと思うが、
実質的にはノアが全日本プロレスの窮地を救うという側面が大きいだろう。
また対抗戦のその他の展開としては宮原健斗と稲村愛輝の
シングルも決まっているだけに、
その方面からマサ北宮、そして中島勝彦へとつながる流れも予想される。
おそらく時間的に横浜武道館で中島勝彦戦とはならないだろうが、
同大会の宮原健斗の相手はマサ北宮となるだろう。
つまりノアと全日本プロレスの対抗戦の最初の基軸としては、
このタッグタイトルと健介オフィスラインで進んでいくのではないだろうか。
さてこの両団体の対抗戦の今後、そして最終的な方向だが、
普通に考えれば最終的には王者対決などの展開が予想されることになる。
しかし現在の全日本プロレスの三冠王者は新日本プロレスの永田裕志であり、
また世界ジュニア王座もフリーの土井成樹が保持している。
つまり最も盛り上がる団体の頂点のベルトを賭けた展開が作りにくい状況だけに、
やはりキーとなるのは全日本プロレスでは宮原健斗、
そしてノアでは拳王、中島勝彦ということになるだろう。
この3人は現時点ではタイトルを保持しておらず、
いわば身軽で動きやすい状態なだけに、
彼らを軸に今後展開がどう進んでいくのかには注目しておく必要があるだろう。
はたしてこの両団体の対抗戦の行方はどうなるのか。
引き続き追いかけていきたいと思う。