3.5後楽園ホール大会より開幕した新日本プロレス春の最強決定トーナメントNJC2023。
そのNJCも3.10山梨大会をもって1回戦が終了した。
そこで今回は早速ではあるがそのNJC1回戦について振り返ってみたいと思う。
まず試合結果としてのサプライズとしては先日山梨大会のメインで
ヘナーレが鷹木信悟を下したことだろうか。
鷹木信悟の地元である山梨大会ということもあり、
ほぼすべてのファンが勝利を予想していたと思うが、
その予想をあざ笑うかのようにヘナーレが元IWGP世界ヘビー級王者から勝利を収めた。
鷹木信悟も信じられない思いを隠せず以下のようなコメントを残している。
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マジかよ。マジの現実かよ、これ。(※氷を床に落とし)プロレス、18年以上やって初めて、地元・山梨でメインのシングル……こんな……。
メチャクチャだよ、オイ。アイツが勝ったからメチャクチャじゃねぇか、雰囲気も。あー、やっちまった! 言葉出ねぇよ。試合後のマイク、試合前にたっぷり考えてたのに、アイツが最後、キックかヘッドバットか分かんねぇけど、全部飛んだよ。
あんま覚えてないけど、ヘナーレ強い! 強いよ。もしかしたらホントの意味で覚醒してんのはSANADAじゃなくて、ヘナーレじゃないのか。ヘナーレ! オマエ俺から3つ取ったんだからな、シングルで勝ったんだからな! ちゃんとテッペンまで行けよ……
この鷹木信悟からの勝利でヘナーレが勢いづくことは間違いないが、
次の相手はこれも強敵の現NEVER無差別王者のタマ・トンガである。
もしこのタマ・トンガまで倒せば一気にタイトル挑戦も見えてくるが、
はたしてヘナーレはどこまで勝ち進むことができるだろうか。
またその他の注目点としては、事前の優勝者アンケートでトップとなった
SANADAが頭から落とす新技で勝利を収めたということだろう。
頭から落とす技だけがプロレスではないという自らのこだわりを捨ててまで
変わろうとしているSANADAがこの新しいフィニッシュホールドで
新日本プロレスでは初めてとなる勲章を勝ち取ることができるのか?
SANADAの本格的な覚醒に期待しているのは多くのファンも同じ思いだろう。
そしてこのNJCで新しい姿となって登場したのは、
ヒールターンしバレットクラブへ加入したデビッド・フィンレーだ。
早速1回戦で難敵石井智宏を下し2回戦へコマを進めたが、
ユニット内で地位を確立するためにもこのNJCは大きな意味を持つことになるはずだ。
現在フィンレーはエル・ファンタズモと微妙な関係となっており
その行方も注目されるが、ジェイ・ホワイトを失ったバレットクラブを
まとめることができるのか?
NJCでの戦いとともに注目しておく必要があるだろう。
今後NJCは2回戦へと進みシードされていた選手たちが登場し
より白熱した好勝負が期待されるところだが、
はたして誰がこの春のトーナメントを制することになるのか?
引き続き追いかけていきたいと思う。