約1か月後に迫ったWRESTLE KINGDOM15。
今現在決定しているカードは以下の3カードである。
1.4 2冠王座戦 (王者)内藤哲也 vs (挑戦者)飯伏幸太
1.4 スペシャルシングルマッチ オカダ・カズチカ vsウィル・オスプレイ
1.5 2冠王座戦 1.4 2冠王座戦勝者 vs (挑戦者)ジェイ・ホワイト
つまり現在は2冠戦を取りまく三つ巴の戦い、
そしてオスプレイの裏切りに端を発した、
オカダとの遺恨決着戦のみしか決定していないということだ。
前回同様両日とも各8試合程度行われると仮定すると
いまだ多くのカードが未定ということである。
今回の動員目標はコロナ禍の影響もあり、
各大会2万人ということだが、平日であることを考えると
これは簡単に達成できる数字ではないだろう。
つまりこれからチケットの販売を加速させるためにも、
魅力的なカードをできるだけ早くファンに
提示する必要があるはずだ。
そこで今回の記事ではWK15のカードがいつ発表されるのか、
またどんなカードが組まれるのか
というところを中心に書いていこうと思う。
まずは上に添付した公式サイトの表紙写真を見ていただきたい。
すでに決定済みのメンバーはもちろんのこと、
他の主要選手も写っていることがわかるだろう。
カード決定済み以外の選手では、棚橋、EVIL、SANADA、
ヒロム、石森という選手たちがここには掲載されている。
これは少なくともWK15で1試合は
彼らの試合が組まれるということであろう。
ジュニアとタッグに関しては、各優勝者が
今月11日の武道館大会で決まるので、
その優勝者とのタイトルマッチが早々に発表されることだろう。
ヒロムがこの時点で掲載されているという理由は
現在の新日本のトップレスラーである証かと思うが、
別の意味で深読みするとこれはヒロムの
BOSJ優勝を暗示しているのかもしれない。
こう考えてしまうのは何でも展開を想像してしまう
プロレスファンの悪い癖である。
はたして実際はどのような結果になるだろうか。
話を元に戻すが、武道館でジュニア、
そしてタッグのカードが決まっても、
まだまだダブルドームのカードを埋めるには足りてはいない。
そして2冠戦以外の大きな話題というものも欲しいところだ。
その新たな因縁が勃発するのはやはり武道館となるだろう。
そして新日本プロレスはそれをさらに展開させるべく
年内最終シリーズ、ROAD TO TOKYODOMEへと進んでいくはずだ。
特にトップレスラーの中で棚橋弘至、EVIL、SANADAは
現状テーマが見当たらない状態である。
(SANADAには執筆時点ではタッグ挑戦の可能性はあるが)
今後WK15までに彼らがどう動いていくのか要注目である。
ここまでの内容をまとめてみると、WK15のカード発表で
次に大きな発表があるのは武道館の直後、
そして最終的なカード決定は年内最終戦以降となりそうだ。
またビッグサプライズは武道館で幾つか用意されていると思われる。
武道館大会は12月11日に行われるが、
そこから逆算するとWK15本番まで約残り3週間となるので、
動員を加速させる仕掛けを見せるには
ギリギリの時期と言えるのではないだろうか。
そしてこのコロナ禍の鬱屈とした今だからこそ、
新日本プロレスにはそれらを払しょくする、
前回以上のサプライズを期待したいところである。
これは多くのファンの皆様もきっと
同じような思いではないだろうか。
現在は開催中のBOSJ、そしてWTLの話題が中心となっているが、
今後武道館大会を境に、一気に新日本プロレスはダブルドームへ向け
その様相を変えていくことになるだろう。
権利証移動という紆余曲折あった2冠戦線、
そして未だ決着を見ていないバレットクラブの問題、
またUS王座の行方やそれに付随するAEWとの関係など
注目すべきポイントはたくさんある。
つまり我々ファンも年間最大興行のWK15へ向け、
テンションを上げていかなければならない。
なぜならこのコロナ禍の中で、ダブルドームを成功させるのは、
提供する側の新日本プロレス、そしてそれを応援する側の
我々ファンが一丸となって盛り上げる必要があるからだ。
さあ新日本プロレスはWK15でいったいどんなドラマを
見せてくれるだろう。
その時を心待ちにしつつも、それまでの展開を
楽しみにこの年末を過ごしていきたいと思う。