ついに開催されたレッスルキングダム16 1.8横浜アリーナ大会。
ご存じの通りその横浜大会では、約5年ぶりとなるノアとの対抗戦が行われた。
今回の対抗戦、私はPPVで視聴したのだが十分にその価値はあったかと感じた。
PPVは13日まで販売しているとのことなどで、まだの方はぜひご覧いただければと思う。
↓
ABEMAプレミアムはこちらから
↓
ではここからは今回の対抗戦で私が感じた率直な感想を書いていきたいと思う。
まず今回の対抗戦を通じて感じたこと、
それはやはり現在の新日本プロレスとノアとの明確な差だ。
メインの試合後に流した清宮海斗の涙。
それがもっともその差を象徴していると言っていいだろう。
肌を合わせればその選手の実力がわかるとプロレスラーは口にするが、
清宮海斗は初めてプロレス界の頂点に君臨するオカダと肌を合わせ、
自身との差を痛感したのではないだろうか。
それが試合後の涙につながったと思うが、オカダの試合後のコメントを見ると、
オカダもまた別の意味で自身との圧倒的な差を感じたということだろう。
↓
まぁ、それはもう見た人が感じてください。僕が言うとね、ちょっとひどいことになってしまうかもしれないので。それぐらい、差を感じたと思いますし、あんな、泣いてる場合じゃないよって。もう……ね、まぁ、『名前を出さないのもアレだよな』っていうぐらい。
ただね、清宮……“選手”だったけど、もう清宮“君”かな。呼び捨てにもできないレベルで。ホントにね、メチャメチャ悔しいと思いますよ。でもこれが、実際の差。『新日本プロレスのお客さんを持って帰る』って言ってましたけども、アレじゃ持って帰れないだろうと。まぁ悔しいなら、新日本プロレスに来ればいいしね。いいじゃん、またノアに戻ればいいんだから。海外修行のように、何年か上がって、自信がつけば、またノアに戻る。そんぐらい、俺はしてもいいと思うけどね。そうしないと、いつまでもノアの中で育って、ノアでトップになれるかもしれない。でもいざプロレス界、外に出てみたら、海は広いなと。それぐらい、差があったと思います。
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントを見て清宮海斗がどう思い、どう動くのか。
もしこの続きがあるとすれば、それは清宮海斗次第ということだろう。
そして今回の対抗戦で改めて感じたのはLIJ、そして内藤哲也が持つ
圧倒的な華とスター性という部分だ。
通常の新日本の興行では当たり前のように感じている部分だが、
いざ他団体との比較となると、その差は圧倒的と言っていいだろう。
それは内藤哲也のテーマ曲がかかった時の会場のファンの反応や、
会えて試合の先発を買ってでて、中島勝彦と向き合った時に
思わず出てしまったファンの完成に凝縮されているかと思う。
限られた人間にしか持つことが出来ない圧倒的なスター性。
そしてそれは内藤哲也だけではなくLIJ全員がそろい踏みした時、
さらにまばゆい光を放つことになる。
金剛もNOAHではLIJと同様の立ち位置であると思うが、
今回の戦いで改めて自分たちとLIJの違いが分かったのかもしれない。
また内藤哲也は試合後、このようなコメントを残している。
↓
もっとあの刺激を感じたいな。また彼らが来るのを待つか? もしくは我々が彼らのリングに乗り込むか? さあどうしようかな?
ただ次あるとしたら、今回のような会社主導での対抗戦ではなく、選手個人が相手選手の名前を出すような、そういう対抗戦を俺はしたいっすね。まあ、俺が金剛の選手たちの名前を出す、もしくは金剛の選手たちが俺たちの名前を出すのもそう遠くない未来にあるんじゃない?
(引用:新日本プロレス公式)
この内藤哲也の発言のどこまでが本心であるかはわからないが、
このコメントを素直に受け取れば、ユニット単位でのノア出撃などが
近い将来にあるのかもしれない。
今回の対抗戦の中で個人的なベストバウトはこのLIJと金剛の戦いであったが、
そう感じたファンはきっと私だけではないだろう。
はたしてこの刺激的なユニット同士の激突の第2章はあるのだろうか?
さて今回の対抗戦の最大の注目はこれが点で終わるか、線につながるか、
という部分であったかと思うが、明確に次回につながるような
大きな遺恨が生まれることはなかった。
しかし各選手のコメントなどを見ると、
このまま点で終わるとは思えない部分も散見される。
よって次の注目は新日本の次期シリーズにノアからの参戦があるのか、
もしくは反対にノアの大会に新日本からの参戦があるのかというところだろう。
そのあたりも含め引き続き両団体の動きを追いかけていきたいと思う。