約2週間後に迫ってきた新日本プロレスの年間最大興行であるレッスルキングダム16
(以下WK16)
今年のWK16はまずここ2年と同様にダブルドームで行われ、
その後の1.8にノアとの対抗戦を横浜アリーナで行うというスケジュールである。
1.8に関しては全戦新日本VSノアという構図であることを考えると、
新日本自体の展開は1.4と1.5の2日間に動くということになりそうだ。
さて今回のWK16は昨年とは異なり試合数もコロナ禍以前の姿に戻っている。
よって両日とも多くのタイトルマッチが組まれているわけだが、
今回の記事では、まず1.4で行われるタイトルマッチにフォーカスし、
その展望などについて書いていきたいと思う。
NEVER無差別級選手権 石井智宏vsEVIL
両国でのWTL優勝決定戦で再び勃発した両者の遺恨決着戦となるこの戦い。
NEVER6人タッグからの因縁も含め、両者とも負けられない一戦となるだろう。
この二人のシングルの歴史を振り返ると、実は圧倒的に石井智宏が勝ち越しており、
EVILはまだ一度しか石井から勝利していない。
そのEVILが初勝利を奪ったのはLIJ時代ではなく、
BCに移籍し無法ファイトを繰り広げるようになってからだ。
(今年の7.14愛知でのSPシングルマッチで初勝利を挙げた)
今回もEVILは間違いなく反則、介入上等のスタイルで挑むはずだが、
NEVERの象徴とも言える石井智宏は意地でも自分のスタイルを貫くことだろう。
このタイトルマッチの勝敗のカギはどちらが自分のスタイルに
相手を引き込むことが出来るのか?というところにありそうだ。
IWGPタッグ選手権 タイチ&ザックvs後藤&ヨシハシ
12.15両国でのHOTとの優勝決定戦を制し、
チームとしてついに初優勝をはたした後藤洋央紀、ヨシハシ組。
(後藤個人としては過去に別のパートナーで優勝経験あり)
この結果はここ1年間のNEVER6人タッグ王者の経験を経て、
ヨシハシが新たなステージに昇ったという証かと思う。
また後藤にとっても久々に主要リーグ戦での優勝ということとなり、
感慨はひとしおかもしれない。
そしてそんな上げ潮ムードにある中、このドームで両者がタイトルマッチに挑む。
相手となるデンジャラス・テッカーズは強敵であるが、
ついに悲願のタッグタイトルを掴む機運は最高に高まっていると言っていいだろう。
少し前のヨシハシと言えば語弊はあるが、
もうチャンピオンにはなれない選手として多くのファンに認識されていたと思う。
しかし昨年のNEVER6人タッグ初戴冠を経て、一気に評価が変わった。
また今回の優勝決定戦後のコメントで彼は中邑真輔の言葉を使い、
このようなコメントを発している。
↓
そう、未来は俺が作る。生きたいように生きる。なりたい自分になる
ヨシハシのいうなりたい自分。それはまず直近に迫ったタイトルマッチに勝利し、
初のIWGPの冠が付いた王座を獲得することだろう。
このタイトルマッチのカギはやはりこの男が握っているといってよさそうだ。
さてこの1.4では上記の2つのタイトルマッチの他に、
IWGPジュニアとIWGP世界ヘビーのタイトルマッチが組まれているが、
文字数がかなり増えてきたので次回の記事で書いていこうと思う。
そちらも引き続きご覧いただければ幸いだ。