6.4大阪城ホールで行われる新日本プロレス
上半期の総決算となるビッグマッチ、ドミニオン。
先日公式より全カードが発表されたので、
前回の記事ではその前半戦のカードについての考察を書いてみた。
興味がある方はご覧いただければと思う。
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(前回記事はこちら)
そこで今回の記事ではその続きとして、ドミニオンの後半戦のカードについて
進めていきたいと思う。
まず最初に取り上げるべきはやはりメインのIWGP世界ヘビー級選手権
ということになるだろう。
この試合は現王者SANADAに凱旋帰国を果たしたばかりの辻陽太が挑む一戦となるが、
注目は辻が一発で王座までたどり着けるのかというところである。
新日本プロレスの景色を変えるとして王者になったSANADAだが、
そのSANADAから勝利を収めれば、さらに新日本プロレスの景色は
より変化することになるだろう。
また辻陽太に関してはタイトルマッチの勝敗のほかに
LIJとの関係も注目されている。
つまり前哨戦を行わなかったことで、よりファンの興味を集めているということだが、
その時点でタイトルマッチのイニシアチブをとっていると言っていいだろう。
そんな辻陽太の大躍進の個人的には期待しているが、
はたしてどのような結果となるだろうか。
では続いてはセミファイナルのIWGPジュニアヘビー級選手権について
進めていきたいと思うが、この試合は王者の高橋ヒロムに
BOSJ30優勝者のマスター・ワトが挑む一戦だが、
勢いとしてはBOSJを優勝したばかりのワトがリードしているといえそうだ。
メインの辻とともにここでワトがヒロムから勝利すれば、
ジュニアに関しても時代が変化することになるが、
はたしてワトは現在の序列を崩すことができるだろうか。
対するヒロムもまだ時代を渡さないと宣言しているだけに、
この戦いは今と未来を賭けた戦いとなるだろう。
そして続いては第7試合のNEVER無差別級6人タッグを取りあげてみたいが、
この一戦は王者のオカダカズチカ、棚橋弘至、石井智宏に
海野翔太、ジョン・モクスリー、そしてクラウディオ・カスタニョーリが
挑む戦いである。
この試合の注目はやはり久々の登場となるモクスリーと
そして新日本プロレス初登場となるカスタニョーリになるかと思うが、
彼らは現在AEWでブラックプールコンバットクラブで共闘しており
ともに元WWEのスーパースターでもある。
その実力者たちと海野翔太がタッグを組み、王者組に挑むわけだが、
ポイントは海野翔太がオカダカズチカを相手に何を見せるのか?
というところだろう。
はたして海野翔太はオカダカズチカを撃破し、
パラダイムシフトを起こすことができるのか?
こちらもある意味世代を賭けた一戦となりそうだ。
そして次は第6試合のNEVER無差別級選手権に進んでいきたいと思う。
こちらは因縁深い二人である、デビッド・フィンレーとエル・ファンタズモが
戦うタイトルマッチとなる。
この二人の戦いは皆さんもご存じのとおり
バレットクラブを巡る深い因縁があるが、
王者としてはリーダーとしての威厳を
そしてファンタズモとしてはバレットクラブを離れ、
新しい自分を見せる戦いという側面がある。
ここまでフィンレーの試合では介入などを見せていないバレットクラブだが、
相手がファンタズモということであれば、これまでとは違う戦いを見せる可能性も
大いにありそうだ。
はたしてこの二人の遺恨決着戦はどのような結末を迎えるだろうか。
そして最後に第5試合のIWGPタッグ選手権に触れたいと思うが、
こちらは当初の予定と変更し以下の選手たちの戦いとなった。
形からいうと王者のオージーオープンがオーカーン、ヘナーレに入れかわった
ということになるが、どのチームがこの混沌とした3wayマッチを制することに
なるだろうか。
個人的にはここのところ再び存在感を増しているHOTの戴冠に期待しているが、
他のチームも実力は十分にある。
当然HOTがいるということはいろいろな展開が予想されるので、
大混戦の戦いとなることは間違いないだろう。
はたしてこの3wayマッチを制し今後のタッグ戦線を牽引するチームは
どのチームになるだろうか。
さて2回にわたりドミニオンのカードについて書いてみたが、
ご覧の皆さんはどのカードに注目しているだろうか。
上半期の総決算となるビッグマッチにふさわしく
7大タイトルマッチが組まれている今回のドミニオンだが、
それにふさわしい素晴らしい大会となることは間違いないだろう。