今週20日より開幕する、2022年最初のツアーである新春黄金シリーズ。
そのシリーズでは今年の新日本プロレスの展開を占う
タイトルマッチが数多く開催される。
そこで今回の記事ではそれらのタイトルマッチに
ついての考察を書いていきたいと思う。
ご覧の皆さんも私と同様に自分なりの予想を楽しんでいただければ幸いだ。
まず順を追って始めていくと、2.11仙台大会で
IWGPジュニアヘビー級選手権が開催される。
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このタイトルマッチのポイントはやはりマスター・ワトが
初挑戦となるこのチャンスで悲願のタイトル獲得なるかというところだろう。
海外からの凱旋帰国後、大きな成果を出せず苦しんでいた印象のワトだが、
ここにきて身体のビルドアップとともに、
プロレスラーとしての成長を感じているのは私だけではないだろう。
またここでワトがもしタイトルを獲得すれば、
新日ジュニアの景色も大きく変化するだろう。
ヒロム1強時代からヒロム、デスぺ時代へと変化してきた新日ジュニアだが、
今回はワトが勝利しさらなる世代交代を進めることができるのか?
試合の勝敗とともにそれらも要注目と言えるだろう。
続いては2.13大阪大会で行われるEVILvs石井智宏のNEVER無差別級選手権である。
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このタイトルマッチは前年からの両者の戦いの流れを組んだものであり、
今回はその遺恨決着戦として、両陣営を交えたランバージャックデスマッチで行われる。
札幌大会で行われる、IWGPタッグ選手権やNEVER6人タッグ選手権も含め、
今シリーズはHOTとCHAOSの全面対抗戦の様相を呈しているが、
はたしてその先陣を飾るのはどちらのユニットとなるだろうか。
HOTサイドは通常から乱入上等のスタイルなので、
今回のランバージャックも通常の流れと大きく変わらないはずだが、
今回いつもと違うのはCHAOサイドにも、ランバージャックのため、
始めからセコンドがいることだろう。
つまり通常の試合で保っている数の部分での優位性が消えるというわけだが、
HOTとしてはそれらを凌駕した仕掛けを施してくる可能性は大いにあるはずだ。
それをカオスサイドのセコンドがどう阻止するのか。
そちらも大きなウェートを占めることになるだろう。
つまりこのタイトルマッチの勝敗の行方は、
もちろんEVIL、石井のリング上での戦いも重要であるが、
それらと同じくらいにセコンドの役割も重要となるはずだ。
そしてまたこのタイトルマッチの勝敗の行方が、
残るIWGPタッグやNEVER6人タッグの展開にも大きく関わることになるだろう。
HOTvsCHAOSによる全面対抗戦となったこのタイトル争いで生き残るのは
いったいどちらになるだろうか。
さてこの他にもこの新春黄金シリーズでは最後の山場となる
札幌大会2連戦で多くのタイトルマッチが組まれている。
こちらに関してはこれまでの記事にも取り上げているが、
また明日の記事で再度取り上げてみたいと思うので、
次回記事も引き続きお楽しみいただければ幸いだ。