ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】二冠統一後、各王座はどのように変化していくのか

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

先日の旗揚げ記念日大会にてデスペラードを破り、

初代IWGP世界王者に認定された飯伏幸太。

 

 

ついに2冠王座はこのIWGP世界王座という名のもとに統一され

新しい歴史を歩むことになる。

 

 

今回の王座統一によりこれまでの約34年に渡るIWGPヘビー級の歴史や

約10年間のIC王座の歴史が消えるわけではないが、

やはり一区切りついたという印象が強いことは否めないだろう。

 

 

新しい時代の新日本プロレス。

その象徴として今後このIWGP世界王座は歴史を重ねていくことになるはずだ。

 

 

ではこの2冠王座が統一されたことにより、

各王座はいったいどのような変化が起こるのだろうか?

 

 

まずIWGP世界王座が出来たことにより、

実質ナンバー2のベルトであるICがなくなったわけだが、

それによりさらにタイトルのハードルは高くなったと言えるだろう。

 

 

IWGPヘビー級時代も限られた選手しか届かないベルトではあったが、

その傾向は統一王座後より強くなるかと思う。

真の強者のみに与えられるベルト、そのようなタイトルになっていくのではないだろうか。

 

 

そこで注目されるのは実質ナンバー2のタイトルとなった

NEVER無差別級のタイトルだろう。

 

 

このNEVERのタイトルはここ最近はストロングスタイルを

最も体現しているベルトとして、大きく格を上げたと言っていいタイトルであり、

 

 

また現在そのベルトを保持しているのは、新日本のエースである棚橋弘至だ。

そして棚橋自身もこのNEVERのタイトルをIWGPに近づけると公言している。

 

 

今後NEVER戦線がどのような展開になるかは今のところ不明瞭であるが、

開催中のNJCの中で今後につながる何かが起こるだろう。

 

 

もし棚橋がこのNEVERのベルトの価値をさらに高め、

本当にIWGPへと近づけたいと思うのであれば、

それに挑戦する対戦相手も限られてくるはずだ。

 

 

つまりそれは挑戦者にもそれなりの格と説得力が必要となるということだ。

おそらく次の挑戦者はこのNJCで棚橋が敗れた相手になるはずだが、

 

 

それがジェイ、SANADA、オスプレイの誰かであれば、

棚橋の言うIWGPへNEVERを近づけるということに現実味が出てくるだろう。

 

 

そう考えるとこのNEVERのベルトも今回の統一により、

これまでとは違う新たなステージに入っていくということになるのではないだろうか。

 

 

そして新日本プロレスにはヘビー級のベルトとしてもう一つシングルのベルトがある。

それは現在AEW所属のジョン・モクスリーが持つIWGPUS王座である。

 

 

このタイトルは設立時からICとの差別化が危惧されていたと記憶しているが、

そのICが実質的に消滅したことで、よりその運用に注目が集まりそうだ。

 

 

そしてその運用の中心はやはり海外マットが中心となりそうだ。

特に現在のコロナ禍においてはその傾向がより顕著となるだろう。

 

 

まず日本への移動が伴わないならば、

王者モクスリーもかなり稼働しやすくなるはずだ。

さらに最近の動向を見ると、アメリカマットでの活動も解禁されている。

 

 

先日KENTAとの防衛戦が放映されたNJPW STRONGだけではなく、

これからはAEWやインパクトレスリングなどでの開催も大いにあり得るかと思う。

 

 

そしてもしそれらのことが実現すれば、より対戦相手の幅が増え、

タイトルの価値もスケールアップすることになるはずだ。

 

 

そしてこのような運用をすることはそもそものタイトル設立の意義に合致すると思う。

海外での活動のシンボル、それが今後はこのUS王座ということになるのではないだろうか。

 

 

さて今回は2冠統一後、各ベルトの運用や意義がどのように変化するのかについて

書いてみたが、今回ベルトが統一されたことによりかなり各ベルトの意義がハッキリ

した印象を持った。

それは結果的にファンからしてもより楽しみやすくなるということかと思う。

 

 

実施の際の展開も含め、かなり物議を巻き起こした今回のタイトル統一だが、

結果的にはケガの功名ではないが、よい方向に進むのではないかと思う。

 

 

またファンが見たいものは結局、タイトルの名前が変わろうとも、

熱い戦いであることは普遍であるかと思う。

そのことは決して忘れてはいけないことではないだろうか。

 

 

 


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