先日に起こったこの衝撃的なニュースを
皆さんはすでにご存じだろうか?
各方面で大きく取り上げられたので、
知っている方も多いかと思うが、
念のため詳細をお知らせすると、
新日本のレジェンドである棚橋弘至が先日AEWで行われたUS王座の
タイトルマッチ前にVTRで登場し、何とUS王座挑戦を表明したのだ。
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そしてその結果、上の写真にもあるように8月のLA大会での
ランス・アーチャーとのタイトルマッチが
ダブルメインイベントとしてマッチメイクされた。
このように棚橋弘至が日本マットではなく、
AEWとの戦いに進出するということは、
想像するにかなり大きな出来事かと思う。
並みの選手ではない、新日本復興の立役者、
そしてエースと呼ばれる男が参戦するのだ。
この出来事はおそらく日本のみならず
アメリカでも大きな話題となっていることだろう。
ではこの棚橋弘至のUS王座参戦は他団体との交流などに
どのような影響を与えそうだろうか。
まずビデオメッセージを送ったAEWへの近々の参戦が
期待されるが、その可能性はどうだろうか?
棚橋弘至のスケジュールを見ると、
今月に行われる新日本の大会には出場が予定されている。
つまり8月になりアメリカへ渡るということであろう。
現在のアメリカでの隔離期間を調べてみると、
ワクチン接種者は1週間以内のようなので、
日程上は直前でのAEW登場は可能といえそうだ。
LA大会直前のAEWダイナマイトに、あの新日本のレジェンドである
棚橋弘至が登場し、ランス・アーチャーとの対面が実現すれば、
盛大に盛り上がることは間違いなしだ。
それによりチケットの販売も加速がつくかもしれない。
そう考えると禁断の関係とも言えたAEWマットに
新日本のエースが登場することは大いにあり得るのかもしれない。
そしてAEWにはご存じの通り、新日本にゆかりのある選手が数多くいる。
その中でも棚橋と最も関係が深いと言えるのは、
IWGP王座をめぐりイデオロギー闘争を繰り広げたケニー・オメガだろう。
あれから約2年の時が経過したが、新日本マットからAEWマットに場所を変え、
対戦が実現することがあれば、当時を知っているファンに
とっては感慨深いものがあるだろう。
またAEWにはこれもリビングレジェンドとも言えるクリス・ジェリコもいる。
昨年の1.5ドームでの二人の対戦は名勝負と謳われたが、
AEWでの対決となると、また趣が違うものになるだろう。
思い返すと当時AEWのベルトを保持していたジェリコは、
俺に勝てばそのベルトに挑戦させてやるという挑発を繰り広げていたが、
時を経て今AEWの頂点のベルトはケニー・オメガが保持している。
今回のUSヘビー級挑戦を契機に棚橋弘至が海外で活躍するとなれば、
当然このベルトもコレクションしようと考えるだろう。
ありえないと思われたAEWとの関係が完全に構築された今、
今後もさまざまなサプライズが起こる可能性は大いにあるだろう。
それは我々ファンにとっては楽しみが増えたということである。
日米を股にかけ走り続ける新日本プロレスを引き続き追いかけていきたいと思う。