先日行われた新日本プロレス10.10両国大会。
アントニオ猪木の追悼セレモニーから始まったこの大会は
結果的にサプライズ満載の興行となった。
メインイベント、そしてセミファイナルに関しては、
それぞれ大方の予想通りの結果であったかと思うが、
その他のカードの中などで多くのサプライズが発生したのである。
その多くのサプライズの中でまず取り上げたいのは、
上の写真にもあるティタンのLIJ入りというニュースである。
この試合US王座の前哨戦として行われた
UNITEDEMPIREとの試合中に黒覆面の男が乱入してきた。
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この黒覆面の男はピンチに陥っていたBUSHIを救出し、
結果的にLIJの勝利をアシストした。
その後自らマスクを取りティタンと明かしたわけだが、
これにはLIJのメンバーも困惑していた。
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つまりここから推測するとこのティタンの行動は、
これまでのLIJのメンバー増員のパターンとは違い、
内藤哲也主導ではなく、ティタン自身の立候補ということだろうか。
最終的には内藤哲也を筆頭としたメンバーも、ティタンのメンバー加入を認め、
バックステージではBUSHIがティタンとのタッグで、
ジュニアタッグのタイトル挑戦をアピールした。
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おそらくこの展開を考えると11.5大阪で
タイトルマッチが行われることとなりそうだ。
そしてそのまま二人のタッグでリーグ戦にもノミネートすることになるだろう。
ここ最近はタイトル戦線に絡むことがなかったBUSHIが
ティタンという新メンバーとのタッグで再び輝くことが出来るだろうか。
そして同じLIJのメンバーである高橋ヒロムは
この日行われた石森太二vsマスター・ワトの試合後、
IWGPジュニアへの挑戦を表明した。
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結果的には次のIWGPジュニアを賭けたタイトルマッチは、
王者石森太二にこの日勝利したマスター・ワト、
そしてそこにヒロム、デスペラードを加えた4WAYマッチとなりそうだ。
今後はおそらくこの日欠場したKUSHIDAが絡むという展開になるかと思うが、
その舞台はWK17ということになるだろうか。
これからの戦いの中で誰がタイトルを獲得し、
そして誰がそれに挑むことになるのか?
今後のジュニア戦線が今以上に白熱することは間違いないだろう。
そして最後のサプライズとしてはテレビ朝日と共同の元、
NJPW WORLD認定TV王座が新設された。
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このベルトのコンセプトは大張社長によれば、
タイトルマッチは全て15分1本勝負で行われ、
また地方での開催、若手選手の挑戦も予定しているという。
つまり既存のタイトルとは明確なコンセプトの違いがあり、
差別化は可能であるということだろう。
はたしてこの新設王座の初代王者というビッグチャンスを
掴むのは誰になるのだろうか。
このベルトの行方も注目しておきたいと思う。
このように多くのサプライズがあった新日本プロレス両国大会。
そしてそのままの勢いで今週金曜日より
新シリーズのバトル・オータム22が始まる。
1.4東京ドームという大舞台に向けて加速する
新日本プロレスから目を離してはいけないだろう。