10.9後楽園ホールで行われたGLEAT Ver.EX。
今大会はGLEATvs強敵というコンセプトで行われ、多数の他団体の選手が参戦した。
また戦前から話題となっていた今大会は1025名という満員の観衆を集め、
また生配信されていたYouTubeでは5000人以上が感染していたようだ。
👇
ジュッテンキュー東京・後楽園ホール大会を、完売まで26枚及ばずでしたが…1025人満員御礼のお客様と5,000人を超えるYouTube生配信の視聴者様へ心より感謝御礼を申し上げます。そして、いつも一緒に強敵と闘ってくれる全選手と社員、スタッフのみなさんが私のプライドです。本当にありがとう。#GLEAT pic.twitter.com/VLaE4oSb2E
— 鈴木裕之 (@LIDET_Suzuki) 2022年10月9日
YouTube
👇
つまり両方合わせ6000人以上のファンがリアルタイムで、
今大会を観戦していたということになるが、
その内容はファンを大満足させたことは間違いないだろう。
SNS上でも賞賛のコメントがあふれており、
この10.9後楽園ホール大会は俗にいう
神興行であったといっても過言ではないはずだ。
そんな数多くの名勝負が生まれた今大会だが、
その中でも筆頭は葛西純&竹田誠志vs河上隆一&田村ハヤト
により行われたメインイベントだろう。
この試合は直前に両者の強い要望により、
反則裁定なしのノーDQマッチに行われ、試合は葛西組の土俵となったが
それに対するバルクオーケストラの二人も
大流血しながら、このデスマッチのカリスマたちに立ち向かった。
結果は葛西純に河上隆一が敗れてしまったが、
GLEATでは味わえない貴重な経験を得たことは間違いないだろう。
また葛西純と河上隆一は大日本プロレス時代からのつながりだが、
その時代から知っているファンにとっては、
別の意味で感慨深いものがあるだろう。
そしてこのメインに勝利した葛西純はその後マイクを握ったわけだが、
今大会のマイクも先日のデスペラード戦後のマイクに続き、感動的な内容であった。
デスマッチのカリスマは試合ではまさに狂気的なファイトを見せるが、
試合が終われば優しい先輩であるということだろう。
そんなところが彼が多くの後輩レスラーから慕われる所以ではないだろうか。
また河上のパートナーである田村ハヤトは、
彼のキャリアが3年くらいと考えると、
まさにかけがえのない経験をしたと言えるだろう。
今回の経験をして二人が、そしてバルクオーケストラが、
彼らの宣言通りどれだけ大きくなるのか引き続き注目しておきたいと思う。
そしてもう一つ個人的に心に残っている対戦は、
石田凱土vs井土徹也のシングルマッチである。
この試合は石田凱土のGLEAT初試合であり、
ある意味査定される戦いであったかと思うが、
それはこの試合の戦いぶりを見れば十分に合格といっていいだろう。
二人はおそらく初めて戦ったかと思うが、
試合は序盤からスイングしており、両者のいい部分が出ていたように思う。
この試合は石田が勝利したが、井土もこれで終わるつもりはないだろう。
またこの試合に勝利した石田凱土は今後の継続参戦を宣言したが、
はたして次は誰を標的とし、そして誰と手を組むのか。
この男の今後の動向からも目を離してはいけないだろう。
その他にも全日本プロレスのトップ選手である、
ジェイク・リーのオーラや存在感は目についたが、
彼はもしかすると他団体の方がより魅力があふれるのかもしれない。
ジェイク自身新日本プロレスへの参戦を望んでいるかと思うが、
彼ならば新日本プロレスでも十分に渡り合えると思う。
少し話はそれたが彼についても触れておきたいと思う。
この他にも見どころ満載であった10.9後楽園ホール大会。
まだの方は、ぜひ視聴すべき大会であることは間違いないだろう。