現在全国各地で開催中のWTL&SJTL。
当記事執筆時点で11.27の愛知大会までが終了し、
両タッグリーグも前半戦が終わったということころである。
そこで今回の記事ではここまでの各タッグリーグついて
振り返ってみたいと思うが、現状はどのような状態になっているのだろうか。
まずSJTLから振り返ってみたいと思うが、
現在の星取表は以下のように推移している。
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初出場のバレットクラブ、エース・オースティン&クリス・ベイ組が
ここまで負けなしの4連勝と首位を走っており、
それを1敗で4チームが追いかけている展開である。
その追いかけている4チームとはCHAOSのYOH&リオ・ラッシュ
SHのエル・リンダマンとアレックス・ゼイン、
そしてLIJのBUSHI&ティタンと現王者のUE、TJP&フランシスコ・アキラである。
追いかけているチームもいずれ劣らぬ実力者ぞろいであるだけに、
現在首位のBCオースティン、ベイが
すんなりと最後まで走るということはおそらく難しいだろう。
はたしてこの混戦模様の展開から抜け出すチームはどのタッグになるのだろうか。
そして別の意味で注目なのは鈴木軍の金丸義信&DOUKI、
HOTのSHO&ディック東郷組がともに4戦全敗であるというところだ。
この2チームはすでに優勝というところが難しいかと思うが、
屈指の実力を誇る選手たちだけに、
上位チームにとっては厄介な存在となるだろう。
それでは次はWTLについて進めていきたいと思うが、
まずはこちらも現在の星取表を見てみよう。
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こちらは現在3連勝でUEのオージーオープンが首位を走っており、
それを5チームが追いかけている展開となっている。
このWTLは現王者であるFTRが出場していないこともあり、
展開が読みにくい部分もあるが、おそらく多くのチームが可能性を残したまま
進んでいくことは間違いないだろう。
若手とされるゲイブリエル・キッド、アレックス・コグリン組は
ここまで全敗と苦しいスタートであるが、
逆に考えると彼らに足元をすくわれたチームが
優勝戦線から脱落していくことになりそうだ。
またもう1チーム現在全敗のチームがあるが、
それは前年の優勝者チームであるHOTのEVIL、高橋裕二郎組である。
実にHOTは先述したSJTLのSHO、東郷組と合わせると7連敗であり、
いまだ一度も勝利を挙げていない。
実力を考えるとこれに関してはかなり違和感があるが、
現在の新日本プロレスで唯一無二の絶対ヒールであるHOTが
何も考えていないわけはないだろう。
つまりそれはタッグリーグの勝敗と関係なく
彼ら自身に動きが出てくる可能性があるともいえるわけだが、
このリーグ戦中に新たな展開が生まれるのだろうか。
さて話は少し変わるが開催中の両タッグリーグでは、
声出し応援も多く実施され各会場も活況を示しているように感じる。
この声出し応援への完全移行はいまだ不明瞭であるが、
少しずつビッグマッチでも解禁されているところが増えていることを考えると、
来年には以前の姿に戻る可能性が高いかと思う。
戦う選手たちにとっても声援というものは大きな力となるだけに、
声出し応援が普通になる日が早く来る時を願うばかりである。