2.11仙台大会のメインで行われるIWGPジュニアヘビー級選手権。
挑戦者のマスター・ワトにとっては初めてのシングルタイトルの挑戦となる。
このタイトルマッチが組まれた経緯としては、
1.5の戦いでワトがデスぺからギブアップを奪い、
その流れでタイトル挑戦が決定した。
王者のデスぺとしては直接ギブアップを取られただけに
ワトのタイトル挑戦自体には納得しているようだが、
デスぺのコメントを見ていると、
その目はワトではなく外に向けているように思える。
その気持ちを象徴するコメントを1.20後楽園大会で残しているので、
まずがそちらをご覧いただければと思う。
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次の挑戦者が何か今日、リング上でピーチクパーチク言ってましたねぇ。ワト。まぁ決まっちゃったし、俺も『いいよ』って言っちゃったからしょうがない。『俺だけを見ろ』? イヤです。俺はその先のこともずーっと見てんだ。『新日本ジュニアの未来を開拓する』っつったなぁ? あのさぁ、先に人が言ったようなセリフを言うのはやめてくれる? こっちが恥ずかしくなるんだよ
いいか? 俺の未来のビジョンを教えてやるよ。まず最多防衛記録。13だったら月に1回じゃちょっと間に合わないんで、タカタイチで無理矢理相手を見つくろって、ひと月に2回やってもいいよ。防衛記録、記録なんてものは塗り替えるためにある。と、名前が欠けちゃったんで、これもちょっと直さないといけないんですが、まぁワトなんて、1個目は確定です。あと12人! 新日本内で探すのも面白れぇんだが、リンダマン、T-HAWK、こないだ挙がってた名前で言えば、CIMA。なーんだ、面白そうなのがいっぱいいんじゃん。YO-HEY選手ともやりてぇしな。あぁ失礼、YO-HEYちゃん。なぁ。まぁ見てるかどうか知らねぇけどよ、伝わったらいいなぁ! 俺の防衛ロードは楽しいぜ
(引用:新日本プロレス公式)
今回のコメントからデスぺの今後の構想を考えると、
次の挑戦者であるワトからの防衛は大前提として、
その目はすでに新日本内ではなく、外部に向けているようだ。
以前から口にしていたリンダマンだけではなく、
T‐HAWK、CIMA、YO-HEYなど様々な外敵の名前を口にしている。
もちろん新日本内にも次の挑戦者候補は数多くいるが、
デスぺの気持ちとしては、これまでと違う刺激を求めるためにも
彼らとの対戦を望んでいるのだろう。
もしデスぺが望むような外敵とのタイトルマッチが組まれれば、
これは近年にはなかった画期的な出来事となる。
これを書くに先立ち少し調べてみたが、最後の外敵と言える王者は
2010年の丸藤正道以外誕生していない。
つまりここ10年以上は鎖国的な状況の中で、
タイトル争いが行われていたということだ。
そのような状況を考えると、外の世界を数多く知るデスぺが
外に目を向けるのは必然ということかもしれない。
また1.8ではNOAHとの対抗戦が行われただけに、
よりその思いは強くなったのだろう。
1ファンとしての単純な思いとしては、
今回デスぺが挙げた選手たちとの戦いはぜひ見てみたいところだ。
近年のタイトル争いは少しマンネリ感も否めなかっただけに、
彼らとの対戦が実現すれば、新日ジュニアの景色も変化するだろう。
新日ジュニアのもう一人の顔であるヒロムが、
独自の方法でジュニアを高めていくのであれば、
もう一人の顔であるデスぺは外に目を向けることで、
新日ジュニアの地位を高めていく。
そう考えると2022年の新日ジュニアはこれまでと違う展開が
繰り広げられる可能性が高そうだ。
はたしてデスぺが思い描く未来のビジョンは実現するのだろうか。
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