12.19代々木第二体育館、タカタイチ興行でのKOPW争奪戦が決定した
保持者である鷹木信梧と挑戦者のタイチ。
この二人はこれまでもこのタイトルを巡り数々の戦いを行ってきたが、
今回もシリーズを通し激しい前哨戦が繰り広げられている。
そんな二人の戦いだが今シリーズはリングアウトという攻防が
ポイントとなる戦いが続いていた。
👇
21日 後楽園 両者リングアウト
22日 後楽園 両者リングアウト
23日 立川 タイチ リングアウト勝利
25日 桐生 鷹木 リングアウト勝利
そしてこのような攻防が続いていた両者だが、
26日の藤沢大会では両者リングアウトののち、
再試合が組まれ、そこで初めて鷹木信梧がリング上で勝利した。
以下はその藤沢大会の二人のコメントだが、
はたして今回のKOPWのルールはどのようなルールになるだろうか。
(鷹木信悟コメント)
👇
昨日に引き続き、これで2連勝だ。なぁ、後楽園の負けなんて、これで帳消しだろ。ただよ! 2連勝してるってのに、どうも気味悪いのは、タイチの世界に引きずり込まれてるような気がしてならねぇな。だがどんな世界であろう、どんなスタイルであろう、俺は自分のスタイルを貫くだけだからな。
タイチ、何を考えてるのかわかんないがな、面白いルールを提案してこいよ。俺は毎回言ってんだろ。前回のファンタズモ戦もそうだ。ファンが望むルールだったら、俺はなんでも構わねぇ。ただ俺も、提案する方向性は決まってっから。今年最後のKOPW、今年最も強烈な争奪戦、いや! 新日本で一番壮絶な試合をやってやる
(タイチコメント)
👇
もう試合終わってんだろ、先に?え?リングアウト、両者リングアウトで終わってんだろ?なに熱くなってんだよ。残業させんなよ、俺に。もう1試合させたな。ギャラ払え、オマエ。2試合分のギャラ。どうでもいいんだ。差、あとはルールだ。どうでもいいんだ、今日の勝ち負けなんて。探り合いだ、こんなもんは。クッキリと。おぼろげじゃない、クッキリと、KOPWのルールが浮かんだよ。
リングアウト、両者リングアウト、もう必要ないんだ、俺たちに。だけどな、場外でもやりてぇんだったら、やってやろうじゃねぇか。外でも。外に出したいんだったら、好きなだけ出しやがれ。付き合ってやるよ、それに。だけどな、リングアウト、場外、関係ねぇんだ。なんだったら反則も、全部関係ねぇんじゃないか。いらねぇんじゃねぇか、俺たちに。そうだな。
いいな、世間はサッカーで、サッカーのワールドカップでわいてるな。やっぱり、点を取ったり取られたりっていうのはよ、全世界が熱狂するもんだな。よくわかったよ。まずはルールのプレゼン対決の場を用意しとけ。そっからだ、まずは。俺と鷹木、2回ともやってきたろ。そこでまずルールをはっきりさせようじゃねぇか。結果はそれからだ。きっちり、きっちり決めてやるよ
両者のコメントを見る限り、二人はリングアウトのないルールでの
完全決着戦を望んでいるように感じる。
そしてこれまでの二人の戦いでもポイントになっていた
フォールカウントがそれに加味されるという流れになりそうだ。
ではここまで二人の間で行われてきたKOPWのルールを
思い出してみたいと思うが、それらは以下のようなルールで行われた。
👇
4.25 広島 30カウントピンフォールマッチ
6.12 大阪城ホール 鷹木式10分無制限ピンフォールマッチ
これらを総合すると今回のルールはおそらく場外カウントなしの
エニウェアルールでフォールカウントが加算されていくか
時間制限の中で行われる戦いになるのではないだろうか。
KOPWといえば設立後長らく矢野通の世界観で繰り広げられてきたが、
タイチがタイトルを奪回した後はその趣が変わり、
通常ルールとは違う手法ながら、激しい戦いが繰り広げられてきた。
よって今回はその総決戦というようなルールが組まれるかと思うが、
はたして両者はどのようなルールを提案してくるだろうか。
また現在はこのKOPWを巡り戦っている二人であるが、
鷹木信悟は元IWGP世界ヘビー級王者であり、
タイチも元タッグ王者かつシングルでもトップの実力を持っている選手である。
つまりKOPWの価値を高めるという意味では最適な二人であるが、
もっと別のステージで活躍してほしいと感じているファンも多いはずだ。
はたしてKOPWを巡る二人の戦いは今回で一区切りとなり
来年はさらに上のステージを目指すことになるのか。
そのあたりにも注目しておく必要があるだろう。